女神の里〈第4巻〉慕情賛歌

女神の里〈第4巻〉慕情賛歌

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  • サイズ B6判/ページ数 469p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093942041
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

旧制中学2年生に進級した円太郎。幼なじみのキク、先生の由利、家主の娘ケイなどと初体験寸前の交際を…。

 明治時代半ば、北部九州を舞台に性を通じて少年の成長を描いていく大河性愛小説「女神の里」。今回は第4部の「慕情賛歌」を一挙に収録しています。主人公の里見円太郎は、名峰館中学の2年生に進級。これまで円太郎は、結婚をひかえた隣家のアレによって、はじめて性への旺盛な探求心を拓かれたのをきっかけに、さまざまな女性と熱い交渉をくり広げている。円太郎が一番大切にしている少女、幼馴染みのキクとは“相互愛撫”を行なう淡い関係だし、村で一、二を競う美女で離婚歴のあるナミは、円太郎の筆おろしを強く約束してくれている。また、小学校教師・宮川由利や、下宿の家主の娘・ケイとも微妙な関係を続けていた。円太郎の初体験ははたして誰といつ迎えるのか? というテーマが全体を流れるなか、後半は円太郎が忘れられない一夜を過ごしたヨキについての話が展開される。思いの募ったヨキは、円太郎に会いに出かけたが、途中で高垣新三という男と出会い、たちまち結ばれてしまい、足入れ婚をした。しかし、新三とある女性との関係に気づいたヨキは、ふいに実家に帰ってしまう。そんなヨキのために円太郎は一肌脱ぐことになった…。

内容説明

性への憧れ、大人への目覚め。明治30年代、九州北部。円太郎の女人遍歴はいよいよ佳境に。