女神の里〈第2巻〉春燈秘園

女神の里〈第2巻〉春燈秘園

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  • サイズ B6判/ページ数 453p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093942027
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

数え年十三の秋、嫁入り前の隣家の姉ちゃんに初めて性の手ほどきを受けた主人公・円太郎の陶酔と募りゆく好奇心…。九州の山里を舞台に、今や失われゆく天真にして爛漫たる男と女の世界を描いた叙情性愛小説。『週刊ポスト』好評連載。

いまや古典ともいえる『おさな妻』『初夜の海』で青春官能小説の世界に不動の地位を築いた富島健夫氏ですが、その旺盛な著作活動は衰えることを知らず今に到っています。近年も小学館発行の「週刊ポスト」誌で10年間にわたって連載、シリーズ単行本で全7巻を数えた『女人追憶』はいまなお多くの読者の支持を受け累計部数70万部を数えております。まさに青春官能小説の白眉ともいえる作品でしたが、今回、最新作『女神の里』シリーズは同じく「週刊ポスト」誌で93年より連載をスタート、「富島ファン」のいや増す期待に応え連載も継続中です。単行本化もシリーズ第2巻目に立ち到っております。本作の舞台は九州の片田舎、時は明治の中期、主人公・里見円太郎14歳。いまや懐かしいおおらかな性の冒険を数々の艶笑譚をおりまぜながら描く抒情性愛の世界。幼な友達との淡やかな交情、年上の女との目がくらむような愛撫の変幻。性愛の好奇心の発露を描いた第1巻から、「おとなの女」の世界を垣間見つついよいよ性の佳境へ踏み込んで行く今回第2巻は、ますます興趣尽きず、いま忘れられつつあるくったくのない性愛の世界へ誘ってくれるでしょう。

内容説明

円太郎・14歳―踏み迷いつつついにわけ入る“女人境”への途。