平成史

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平成史

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  • サイズ B6判/ページ数 448p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093897761
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「平成の謎解き」はこの一冊で十分!

福島原発事故(11年)の予兆は、JCO臨界事故(99年)にあり。
日本の「右傾化」は、PKO協力法(92年)から始まった。
バブル崩壊、オウム真理教、小泉劇場、安倍一強ほか、
あらゆる事件は、すべてが裏でつながっていた--。

同時代に生きる作家・佐藤優氏と慶應大教授・片山杜秀氏が政治、経済、事件、文化を縦横無尽に語り尽くす。

【本書内容】
モスクワから見た狂騒ニッポン/バブル崩壊でファミレス進化
宮崎勤事件と仮想現実/麻原彰晃作曲の大交響曲
神の手とSTAP細胞/小泉訪朝は失敗
ホリエモンは何者?/血の五輪/「逃げ恥」と冬彦さん
朝日新聞と旧陸軍の共通点/安倍談話は「戦後レジーム」追認
親子二代で完結させた天皇「人間宣言」
ローカルルール消滅と企業不祥事・・・

■平成を読み解くブック&シネマリストも収録

ユダヤ教に伝わるカバラの知恵という論理がある。光が収められた壺がある。だが時間が経つと壺にひびが入る。そこで新しい壺を用意する必要がある。入れ替えに失敗すると光は二度と元に戻らない。ここでいう光とは、日本固有の文化であり、国体であり、あるいは天皇なのかもしれない――佐藤優

平成は、それなりに生きてゆくにはとりあえず充分という極相に達して「坂の上の雲」ならぬ「坂の上の平原」といえる。もっと成り上がりたいという気持ちはないが、墜ちることへの恐怖は強い――片山杜秀










【編集担当からのおすすめ情報】
第一回目の対談は、2017年3月に行われました。その後も断続的に対談は行われ、本書完成に至るまで、計8回(約20時間)を数えています。

第一章 バブル崩壊と55年体制の終焉
平成元年―6年(1989年―1994年)

第二章 オウム真理教がいざなう
千年に一度の大世紀末 51
平成7年―11年(1995年―1999年)

第三章 小泉劇場、熱狂の果てに
平成12年―17年(2000年―2005年)

第四章 「美しい国」に住む
絶望のワーキングプアたち
平成18年―20年(2006年―2008年)

第五章 「3.11」は日本人を変えたのか
平成21年―24年(2009年―2012年)

第六章 帰ってきた安倍晋三、
そして戦後70年
平成25年―27年(2013年―2015年)

第七章 天皇は何と戦っていたのか
平成28年―平成31年(2016年―2019年)

ブックリスト
シネマ&ドラマリスト


佐藤 優[サトウ マサル]
著・文・その他

片山 杜秀[カタヤマ モリヒデ]
著・文・その他

内容説明

バブル崩壊、オウム真理教テロ、福島原発事故。何が起きたか。なぜ起きたか。同時代に生きる二人が政治、経済、事件、文化を縦横無尽に語り尽くす。

目次

第1章 バブル崩壊と55年体制の終焉―平成元年→6年(1989年‐1994年)
第2章 オウム真理教がいざなう千年に一度の大世紀末―平成7年→11年(1995年‐1999年)
第3章 小泉劇場、熱狂の果てに―平成12年→17年(2000年‐2005年)
第4章 「美しい国」に住む絶望のワーキングプアたち―平成18年→20年(2006年‐2008年)
第5章 「3・11」は日本人を変えたのか―平成21年→24年(2009年‐2012年)
第6章 帰ってきた安倍晋三、そして戦後70年―平成25年→27年(2013年‐2015年)
第7章 天皇は何と戦っていたのか―平成28年→31年(2016年‐2019年)

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年、東京都生まれ。1985年、同志社大学大学院神学研究科修了の後、外務省入省。在英日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館などを経て、外務本省国際情報局分析第一課に勤務。2002年5月、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。2005年2月執行猶予付き有罪判決を受けた。主な著書に『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』(毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新潮ドキュメント賞、大宅賞)など

片山杜秀[カタヤマモリヒデ]
1963年、宮城県生まれ。思想史研究者。慶應義塾大学法学部教授。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。専攻は近代政治思想史、政治文化論。音楽評論家としても定評がある。著書に『音盤考現学』『音盤博物誌』(この2冊で吉田秀和賞、サントリー学芸賞)、『未完のファシズム―「持たざる国」日本の運命』(司馬遼太郎賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キク

67
僕は人生の大部分を、平成という時代のなかで過ごしてきた。でも「平成という時代ではなく、年号のないただの自分の人生を生きていたんだな」と、2人の時代に対する深い考察を読んで痛感した。自分の立っている場所を把握する為には、座標としての歴史が必要なんだな。第三章「3.11は日本人を変えたのか」と、第七章「天皇は何と戦っていたのか」が刺激的だった。「原爆、空襲、大地震、大津波、文化的象徴としてのゴジラ。日本人はカタストロフとともに生きてきた」「昭和天皇の人間宣言と、今上天皇のお言葉。親子二代で人間天皇になられた」2023/01/23

おさむ

45
いやあ、読み応えありました。平成の本、映画、ドラマリスト含めて約450ページ。平成の目指した二大政党制とは保守二大政党制。個人と国家の間にあった中間団体が排除され、個人がアトム化した。一次と二次安倍政権の違いは野党の弱体化と潰瘍性大腸炎の新薬開発。掟やローカルルールが許されない時代になった。社会主義の崩壊で大きな物語が解体された後、拝金主義や排外主義的ナショナリズムのような毒性の高い物語が日本を席巻するようになった‥‥。対談を通じて紡ぎ出される、的確な社会・政治の批評分析が参考になります。2018/05/09

gtn

36
平成の30年間を政治から芸能まで語りつくす。安倍首相に対し、佐藤氏は「ええ人、ええ人、どうでもええ人」と手厳しい。特に官製春闘は「狂っている」と片山氏の評価。国家の介入で労働者の賃金が変えられると信じており、ファシズムの賃金論だと佐藤氏は解説する。また、全編を通して公明党について多くスペースが割かれている。平和憲法は維持する立場であり、憲法改正は事実上の反対。安倍首相が本気で改正したかったら、自公連携を解消するしかない。ただし、ノンポリの安倍首相が本気で憲法改正しようとは思っていまいと佐藤氏は皮肉る。2018/10/20

サトシ@朝練ファイト

31
予想以上にぶ厚い本!政治関係が面白い、サクサク読めちゃいます。片山氏の「騎士団長殺し」の登場人物で佐藤優氏をモチーフにした云々に納得。文化人では野村萬斎か⁉︎再読したいです。2018/09/19

緋莢

27
慶応義塾大学法学部教授で思想史研究者の片山杜秀と、外務省入省し、鈴木宗男事件で逮捕後は作家となった佐藤優が平成について語ります。バブル崩壊、オウム真理教、ワーキングプア、東日本大震災、天皇など語られる内容は様々。故に、400ページ超えの結構な厚さですが、これで終わり?と思う所もしばしば。政治、経済、事件、文化でいっそ分けて出した方が良かった気がしますが、難しかったのでしょうか?(続く 2018/08/09

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