「孤独の力」を抱きしめて

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093881852
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

孤独をプラスの力に転嫁させる生き方指南書

孤独死、自殺、いじめ、シングルで生きるということ……現代社会の中でマイナスのイメージが定着している「孤独」は、それほどまでに忌み嫌うべきものなのだろうか? 「私は孤独が大好物」と言う作家が、満腹になるほど流布されている孤独の負の側面ではなく、内面に新しい酸素を吹き込み、心を豊かに強くしてくれる「正の孤独」に光を当てる。孤独とまっすぐに向かい合い、孤独をやさしく“ハグ”することで、人生の養分にもなり、大きなプラスの力にも転嫁できる。シングルマザーの子どもとして育ったこと、ラジオ局勤務時代、フェミニストとして、愛犬や大切な友との別れ、母の介護、遺言書の作成、これからの夢……自身の人生を振り返りながら綴る、珠玉のエッセイ。また、多くのひとに「あなたは孤独ですか?」「どんなときに孤独を感じますか?」というアンケートを実施し、その結果をもとに、「断ることを恐れる鎖」「普通という鎖」「あなたとおんなじ!シンドロームという鎖」など、負の孤独から開放されるために引きちぎりたい7つの鎖や、上質な孤独を作る方法、著名人が残した言葉や生き方に学ぶ孤独などを紹介。

内容説明

あなたは孤独がきらいですか?わたしはむしろ孤独の中で自分を見つけて、自分になってきたように思う。―「ひとりの時間」を、明るく哲学する本。

目次

1章 あなたはいま、孤独ですか?
2章 「孤独」と「孤立」
3章 あなたかもしれない孤独のイメージレッスンLeave me alone
4章 負の孤独から解放されるために―引きちぎりたい七本の鎖
5章 「上質な孤独」を作る方法
6章 このひとたちの孤独
7章 わたしの孤独―十二ヶ月の日記

著者等紹介

落合恵子[オチアイケイコ]
1945年、栃木県生まれ。作家。子どもの本の専門店「クレヨンハウス」と女性の本の専門店「ミズ・クレヨンハウス」、オーガニック市場やレストランなどを東京と大阪で主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

団塊シニア

36
世間では孤独と孤立がほぼ同じイメージで語られている、いわゆる負のイメージであるが作者のいうとうり、ある意味ひとりの時間こそ豊かな時間だと思う。2017/03/25

ののまる

8
これも落合惠子さんサイン本。表紙トビラに直筆で「ひとりからはじまる」とあります。2015/08/18

壱萬弐仟縁

6
同性愛者の女性大学教師が、社会的に色眼鏡で見られるのは気の毒に思えた(28頁~)。いじめはいけない、と言っている教育機関が教員を労務管理などでいじめているのが実態。教える者の身分で差をつけていることもいじめであろう。第2章では、孤独と孤立の異同が語られる。今はヴァーチャルな世界でもSNSがあるので、まあ孤独とは言ってもそれなりに接点のある人とのコミュニケーションは可能ではある。人間、誰しも一人で死んでいく。だから、死ぬことそのものも孤独なのだ。だが、孤独を癒すのは芸術や社会(人間)関係なのだろう。2013/03/09

スノーシェルター

5
上質な孤独でも、ツラいものはツラい。2011/10/29

HARUKI

4
東日本大震災、7年に及ぶ母の介護と死、 見たくないもの 体験したくないことを経ての作品。 爽やかな風が吹いていた若き頃の作品とは あきらかに何かが違う。 地に着いた 落合さんの体温を感じる作品だ。 読んで良かった。 人でも物でも 多角的に見なければ ならない。 一面だけ見て 判断することは 愚かで 自分の世界を狭くすることと 痛切に感じた。 孤独は 孤立と違うということを教えてもらった。2015/03/10

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