十津川警部 高山本線の秘密

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784093864695
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

犠牲になるのはいつも子供だ!

女性カメラマン夏川えりは、故郷である飛騨高山へ向かった。高山から足をのばし、世界遺産の白川郷、さらにその奥の無人の村・R村へたどり着いた。太平洋戦争末期、従軍看護婦として満州に渡っていたえりの祖母夏川勝子が一時帰国し、R村で行方知らずになっていた。今、改めてこの村のことを調べてみようと思って訪れたのだ。ところが、えりもR村で姿を消してしまった……。
一転、東京三鷹で独居老人浅野真治が殺された。現場へ駆けつけた十津川は、驚くべき証言を得た。溯ること七十数年前、浅野の父親である浅野真太郎が唱え、敗色濃い日本軍がとったとされる「永久戦争」のことを知ることとなる。歴史の闇に葬り去られようとしていた悪魔の戦術が、現実によみがえろうとしていた。そして、その要の地が、夏川勝子やその孫の夏川えりがたどったR村だったのだ。十津川警部は、二つの事件の背後にうごめく「戦争の亡霊」の行方を追い始めた。


西村 京太郎[ニシムラ キョウタロウ]
著・文・その他

内容説明

女性カメラマン夏川えりは、故郷である飛騨高山へ向かった。高山から足をのばし、世界遺産の白川郷、さらにその奥の無人の村・R村へたどり着いた。太平洋戦争末期、従軍看護婦として満州に渡っていた、えりの祖母夏川勝子が一時帰国し、R村で行方知らずになっていた。今、改めてこの村のことを調べてみようと思って訪れたのだ。ところが、えりもR村で姿を消してしまった…。一転、東京三鷹で独居老人浅野真治が殺された。現場へ駆けつけた十津川は、驚くべき証言を得た。溯ること七十数年前、浅野の父親である浅野真太郎が唱え、敗色濃い日本軍がとったとされる「永久戦争」のことを知ることとなる。歴史の闇に葬り去られようとしていた悪魔の戦術が、現実によみがえろうとしていたのだ。そして、その要の地が、夏川勝子やその孫の夏川えりがたどったR村だったのだ。十津川警部は、二つの事件の背後にうごめく「戦争の亡霊」の行方を追い始めた。

著者等紹介

西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年(昭和5年)東京生まれ。63年『歪んだ朝』でオール讀物推理小説新人賞受賞。65年『事件の核心』(後に『天使の傷痕』に改題)で江戸川乱歩賞受賞。78年にトラベルミステリーの先駆『寝台特急殺人事件』で爆発的人気を得て現在にいたる。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。2005年には日本ミステリー文学大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たかひー

2
★★ タイトルと全く関係ない内容。近年多い太平洋戦争モノ。ただ、十津川警部を登場させるために無理やりミステリー仕立てとしているようで犯行の態様や動機等も「え?、そんなことで?」とイマイチ。2018/06/25

おさむん

0
事件の背後にあるのは「戦争の亡霊」。トラベルミステリーではありません。  多分、出版社の意向(西村京太郎といえばトラベルミステリー。それらしいタイトルの方が売れる?)だと思いますが、「高山本線」関係ないやん。  と、文句を垂れつつも、西村氏の作品は新刊が出るたびに読んでいる私です。 2017/08/15

リリパス

0
著者お得意の戦争物。いまいち、ストーリー展開についていけず、感情移入できなかった・・・。2017/05/20

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