出版社内容情報
「洗濯物を陽の下で干すのは本当にいいのか」「押し入れは現代の家庭に本当に必要か」「洋服選びもできない夫は本当に“男たるもの”か」自他共に家事通を認める著者が語る料理、掃除など家事全般の辛口エッセイ集。
『イギリスはおいしい』で一躍、話題をさらったリンボウ先生こと林望氏の痛快・家事エッセイです。これは自他共に家事通を認める著者が、女性が主役の料理、洗濯、掃除など家事全般について、おかしい、納得がいかないと思ったことを書き綴ったもの。ヤングミセス誌『マフィン』誌上に、2年半にわたって連載された大人気エッセイをまとめたものです。「洗濯物をお日さまの下で干すのは本当にいいのか」「押し入れは現代の家庭に必要か」など、固定観念にとらわれがちなミセスに疑問を呈したり、「洋服選びもできない夫は本当に“男たるもの”か」「子供中心の食卓を反省せよ」など、家庭生活への厳言を盛り込んだ辛口家事論で、女性のみならず、男性にも必読の本と言えるでしょう。 いかに無駄を省いて合理的な家事ができるか?を考え抜いた末に辿り着いたリンボウ流家事の思想&ハウツーが、これ一冊ですべてわかります。
内容説明
「鍋を叱る」「奥と表」など思わず膝ポン!…の痛快・家事エッセイ。無駄なことをしていないか?大切なことを忘れてないか?全29話。
目次
鍋を叱る
干す干すとき干せば
アカンなぁ、ヤカン
アイロン法概説
ダンドリキッチン
基礎、工夫、そして発明
奥と表
せせらぎに洗え
理想の台所〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
108
林先生の食事に関する本はいくつか読んできましたが、家事についての本は初めてです。私も比較的料理や買い物、あるいは後片付けなどが好きです。ですのでこの本を読んで、ああそうなのか、とうなずくところが多くためになりました。最後のほうでも野菜が必要なことに敷衍してフランス料理や和食料理のことを述べておられますがまさにその通りといいたいところがいっぱいありました。2015/10/11
さなごん
4
すごいなあ、のひとこと。でもこんな人が旦那さんだったらやってられないというのが正直な感想。2012/06/09
ぽんたろう
3
あまりに上からで私には受け止めきれずでした。 もっとほっこりするやつがいい。2018/03/13
がらす
2
家事についての鋭い見識が詰まったエッセイ本。合理的で美しいものを愛する主張は一本ぶれない軸があって、なるほどなあと頷かされます。この人と暮らすのはすごく大変だろうな、とも思いますが(笑) いいなと感じたことは少しずつ取り入れてみようと思います。2019/03/23
おーね
2
なるほどと思うことと、私には出来ない!と思うことが半々位。でも、いいと思うことだけをまずやってみようと思った。台所は確かに改装したい。でも本当は暮らしの変化ごとに家を帰られたらいいのに。子供が小さいときは沢山の部屋のある家。年齢を経て、小さいおうちに。そういったサイクルが出来るとすみやすいと思うけれど。2011/02/01