出版社内容情報
稀代の“オス教養漫画”と大反響!!!
第二幕「荷風のあがき」開幕!!!
青年期の葛藤(かっとう)を乗り越えた荷風の壮年期!!
41歳の荷風は麻布市兵衛町(現・六本木一丁目)に
洋館「偏奇館」を新築し、“終(つい)の棲家(すみか)”とする。
表向きは、作家業に専念する家であったはずである。
だが、“人間の本能”とどこまでも向き合った荷風のことだ。
そう簡単に行くはずがない。
壮年期を迎えた“荷風のあがき”が、いま始まる―――
事実と永井荷風作品を基にした
評伝的フィクション第2集!!
【編集担当からのおすすめ情報】
“前代未聞のオス教養漫画”に、絶賛の声ゾクゾク!!!
「とにかく“大人”な読み応え」(「TV Bross」誌)、「女を愛し色に生きた男の生き様を濃密に描く物語は読みごたえ抜群」(「ダ・ヴィンチ」誌)、「超大物タッグによる作品が、真正面からの『文学もの』というあたりに驚いた。
ユニークな作品に仕上がっていて、題材も含めて正しい両巨匠の起用の仕方だ」(「映画秘宝」誌)、「女を愛し、色に生きた荷風の人生を現代に生々しく蘇らせてくれる」(「Smart」誌)。
巻末に壬生(みぶ)篤(あつし)(元『荷風!』編集長)による特別エッセイ[墨東へのアプローチ]収録!!
倉科 遼[クラシナ リョウ]
原著
ケン 月影[ケン ツキカゲ]
イラスト