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出版社内容情報
自然派の矢口高雄が臨場感豊かに描くノンフィクション漫画。北海道の原野に驚愕のドラマが展開する！
▼第１?５話●登場人物／太郎（高安犬と呼ばれる中型の日本犬）●あらすじ／熊漁（マタギ）犬として、類希なる資質を有する土着の日本犬。この日本犬の一種である高安犬である太郎は、山形県と福島県の県境にそびえ立つ吾妻連峰の麓に住む、農民で名マタギの作蔵一家の一員として、大切に育てられていた。そこには青い空があり、澄んだ空気があり、そして太郎が狩猟犬としての本能を発揮できる熊狩りがあった。しかしある年、作蔵の妻・およしが病に倒れる。貴重な働き手を欠き、収入が大幅に減った作蔵は、仕方なく太郎を売ることを決意する。純粋な高安犬は高値で売れるのだ。かくして太郎は列車に乗せられ、東京の医学博士夫婦に引き取られることになった。しかしその医者夫婦は、虚栄心を満たすための立派な犬が欲しいだけであった…。●本巻の特徴／故郷から300キロも離れた場所に突然連れてこられた狩猟犬が、帰巣本能を頼りに、無事愛する家族の元へ帰ることができるのだろうか？
