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出版社内容情報
谷村 志穂[タニムラシホ]
内容説明
紅の夢、スイートメロディ、恋空、涼香の季節、アップルパイ、ハローキティのりんご、ビートルズの英アップル・レコード、米アップルのコンピュータなど、りんごから広がる話題は尽きず。青森・東奥日報で連載した「りんごをかじれば」がタイトルも新たに書籍化!実は北大農学部出身の恋愛小説家が約30種食べ比べたりんごへの驚き、気づき、愛着を綴る。
目次
十月十日、紅玉収穫―アップルパイのお皿を準備する
ラクストンズ・フォーチュン―すり下ろし、淡雪のよう
九月のりんご―あかねやつがるを早生種と呼ぶ
サンふじと有袋ふじ―りんごの見かけの問題
「品種更新」という生まれ変わり方―国光は、したたかに生きていた
「紅の夢」―ウエストのケーキになる
赤面の至り―トキのお父さんとお母さん
ぶんぶんぶんマメコバチ―りんご園の小さな働き手
王林には蜜はない―蜜はストレスでできる
冬恋をかじりつつ―ジョニー・アップルシードをひもとく〔ほか〕
著者等紹介
谷村志穂[タニムラシホ]
1962年北海道札幌市生まれ。北海道大学農学部卒業後、雑誌編集者などを経て作家に。90年『結婚しないかもしれない症候群』がベストセラーに。2003年、北海道を舞台に描いた『海猫』で第10回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
78
りんごの研究所って弘前市にあると思っていたが、黒石市というところにあるのか!りんごかじりながら行きたくなってきた。2017/01/19
さつき
50
りんごが大好きで、秋冬になると毎日食べています。夏になると今年のりんごが出回り始める九月が楽しみになるくらい。図書館で偶然この本を見つけましたが、全編りんごや、りんごにまつわる話で読んでいて幸せな気分になります。名前だけは知っていてずっと気になっている品種の話もあったりして…自分の中でりんご熱が盛り上がってしまい、スーパーでニュージーランド産のりんごを買いました。2017/07/31
fwhd8325
41
ここ最近の果物には、本当に驚いています。イチゴに至っては、毎年毎年新しい品種が登場し、手の届かないブランド品ばかりになっているようにも感じます。そして、りんご。医者いらずと言われているりんごですが、これも、子供の頃に食べた品種は姿を見なくなり、新しい品種が登場しています。農家の方の苦労、努力。加工品の広がり、やっぱり奥が深いと思います。おいしい果物に出会えたときの幸せ、これに尽きるんでしょうね。2017/04/05
けんとまん1007
35
いやあ~参りました。無性にリンゴが食べたくなってしまった。こんなに種類と個性があるんだということ、そして、その歴史やそこに関わった人たちの物語。個人的には、リンゴはやっぱり丸かじりだよなあ~。そのガブッとした時のおいしさと満足感は、何とも言えないものがある。2017/02/04
野のこ
32
谷村さんりんごの愛情いっぱい。私もだけどりんご好きにはたまらない一冊。「恋の悩みにはりんごスープ」読んでみたい。りんごのお父さんお母さんの話、枕元に置くだけでも快眠効果がある!のは興味深かった。ウェストの紅の夢のタルト、ピンクでキュート!子どもの頃の風邪の時のすりおろしりんご、私もそうだったのでしみじみ懐かしい。りんごをすりおろすシャカシャカという音、淡雪のようにふわふわした食感。ふふ、ちなみに知り合いの風邪をひいた彼氏にすりおろしりんごを彼の実家届けるエピソード、これ誰か分かってにんまり。2017/11/03