リンダの祈り―性虐待というトラウマからあなたを救うために

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087812794
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0095

内容説明

著者は、カナダの「性的虐待被害者救済センター」の創立者であるが、自分も実父に虐待を受けたサバイバーでもある。彼女の自分の体験、関わったさまざまな事例を紹介するとともにアドバイスを。

目次

第1章 沈黙の叫び
第2章 扉を開く
第3章 沈黙の犯罪
第4章 家族
第5章 トラウマの正体
第6章 二つの受容
第7章 自由へのカギ―日本の友との対話

著者等紹介

ハリディ=サムナー,リンダ[ハリディサムナー,リンダ][Halliday‐Sumner,Linda]
性虐待体験を経て被害者支援の仕事にたずさわるようになる。現在、カナダの性虐待問題の検察顧問を務める。また法廷支援ワーカーの第一人者でもあり、加害者および関係者に実施される被害者への共感プログラムの立案者でもある。20年以上、性虐待のコンサルタントとして活躍し、近年は、カナダ全土で講演活動を行っている

箱崎幸恵[ハコザキユキエ]
1965年生まれ。新聞や雑誌で記事の執筆をするフリーライター。医療と児童福祉をテーマとしている。2003年3月から朝日新聞で医療とNPOの記事の連載開始。「思春期相談室ティーンズポスト」のレターカウンセラー。里親子支援「アン基金プロジェクト」のメンバーで、2002年に米国児童福祉研修に参加した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こるり

2
よい本でした2009/10/06

綾紗

1
自身もサバイバーである著者が、自らの半生を語り、カナダの性虐待に苦しむサバイバーたちに様々なサポートを行った事が前半に書かれている。他に、サバイバーがどう乗り越えていくか、身近に性虐待があって打ち明けられた場合の対処法や接し方、加害者の言い分、被害者が男性のパターン等、他の本では得られない、沢山の性虐待を見てきた著者ならではの内容で、情報量も豊富。巻末には、自助グループに参加してみたくなった読者の為に自助グループの紹介まである。良い本だった。2018/05/27

るうるう

1
筆者はカナダ人女性。実父による性虐待、警察への告発、実母や親戚から無視される、非行、決意、虐待の公表、そして孤立・・・。過酷な半生が語られるが、どういうわけか前向きになれる本。筆者が虐待された被害者の救済に尽力し、その活動が筆者自身に生きる力をもたらしているからだろうか。2012/10/30

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