談合の経済学―日本的調整システムの歴史と論理

談合の経済学―日本的調整システムの歴史と論理

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087810998
  • NDC分類 510.921
  • Cコード C0030

内容説明

談合の仕組みとその歴史を徹底検証。

目次

第1部 談合の政治経済学(談合とは;入札制度と談合;調整の構図と不正の構図)
第2部 談合の事件史(請負業の成立と入札制度の導入;談合の横行;揺れる司法判断と談合)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

11
予め決められた価格で受注し予算以内で工事をするのが公共入札になる。政府と癒着する事で入札を原価加算型に変えて部分的に随時契約に変えて総工費を吊り上げて行く。工事の途中で予想出来なかった状況が生じたら追加工事と別途精算になるが請負と発注者との話合いで温情的な措置として行われる癒着。受注生産の入札は出来上がっていない商品の価格が先に決まってしまい完成品を売るのでは無いので売れ残りや生産コストも予想出来ず、価格以内で完成させる約束が有るので手抜きも頻発する。随時契約が資金を生み出す錬金術。2014/12/29

mcpekmaeda

0
当時のマスコミの報道などでは、単に、悪の摘発として捉えられていたことの成り立ちを歴史的な視点で描いている。この本が書かれた後、日本は失われた20年と呼ばれる時代へと突入していく。 この本の続編があるなら読んでみたい。2018/09/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/378298
  • ご注意事項