内容説明
母のいのちを、救った医師。大学時代の闘病。音楽への傾倒。アメリカ留学で学んだ臨床医学のシステム。人生で学んだこと全てがよりよい医療を創造することにつながった。ホスピスの建設に力を注ぎ、医学教育を考え、子供たちに「いのち」と「死」を教えたいと願い、広島から世界へ平和のメッセージを送る1911年生まれの医師が、その道程を語る感動のドクター・エッセイ。
目次
第1章 私が「医師」になるまで(母のいのちを助けてくれた医師;進路に揺れた青年期 ほか)
第2章 私が医師に言いたいこと(医師と患者の「上下関係」;医学はサイエンスに支えられたアート ほか)
第3章 医師と患者のパートナー・シップ(患者がいい医師を育てる;患者が語らないと医療のドアは開かない ほか)
第4章 死を看とる(患者にとってのクォリティ・オブ・ライフ;おろそかにされてきた、いのちの終焉 ほか)
第5章 人育て、医師育て(医学教育は植物が成長するようなシステムで;今の教育に欠けているもの ほか)
著者等紹介
日野原重明[ヒノハラシゲアキ]
1911年山口県生まれ。京都帝国大学医学部卒業。聖路加国際病院名誉院長、(財)ライフ・プランニング・センター理事長。2001年刊行の『生きかた上手』が大ベストセラーに。『95歳からの勇気ある生き方』など著書多数。05年文化勲章受章。現役医師として診察に執筆に多忙な日々を送る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みき
2
いいこと悪いこと、いろいろ言われてしまう方、病院だけど、日本で今までやってなかったことを導入したり、医療をよくするためにシステムを変えていこうとしているのはすごいと思います。2013/08/15
ゼロワン
1
自分が知らないことを人前で「知らない」と言える人間になろう。2013/09/21
ちぃ
1
人生の色んなタイミングで読み返したい本。彼のように行動するのは、とてもとても精神力がいると思うけど、少しずつでも、まねできることを探して実践していけたら、自分の人生がもっと豊かになるかも。2010/01/22
Babgkok.R Baby
0
メタルポッドキャスター日野原千明さんの祖父である日野原重明さんの自伝的内容の本です。深い愛のある偉大なる医師であったことがヒシヒシと伝わってきました。2018/07/11