出版社内容情報
阿野 冠[アノ カン]
著・文・その他
内容説明
オレが通う高校は、いわゆる「底辺校」だ。偏差値は下位だけど、女生徒のスカート丈の短さだけが最上位にランクしている。平凡なオレは、ひょんなことから番長へとまつりあげられ、国籍不明の友人2人が常に脇を固め、同級生に恐れられていた。ある日、初恋の純子が慶應大学を目指すという話を耳にし、甘いキャンパスライフを夢見て、オレの高校生活は一変!笑えて、最後に熱い涙がこみ上げてくる痛快青春小説。
著者等紹介
阿野冠[アノカン]
1993年東京生まれ。東京の下町で野球少年として育つ。慶應義塾大学法学部卒業。2010年、小泉信三賞全国高校生小論文コンテストに応募し、「冷たく美しい紡錘形の書物」で次席入選。その後、『花丸リンネの推理』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょん
22
青春小説と名乗ってましたが、私にとっては中途半端に非現実的すぎてあまり好きになれない1冊でした。息巻いてる主人公が好きになれなかった💦2021/11/25
スプリント
8
いじめられっ子だったが口先だけで這い上がる主人公。 特殊な学校で特殊な学友に恵まれる。入試の場面が一番の見せ場でしょうか。目まぐるしく展開が変わるので飽きることなく読了。2019/07/16
くろねこ
2
なんだかなぁ…。2019/01/26
ソゲッツ
2
序盤は高校生の日常を描いた小説かと思っていたが、主人公に慶應大学合格という具体的な目標ができてからは話がどんどん動いた。最後の章は今まで会話ベースで話が進んでいただけに、とても淡々としており、別の小説を読んでいるような気持ちになった。ただ、その目標に向かう努力などが明確に書かれているわけでもないので、合格のプロセスを描きたいのではないのだろう。メインは青春期特有の一つのちょっとしたことで大きく状況が変わるという部分かな?それをバタフライというタイトルどおり、バタフライエフェクトを意識しているのだと思った。2018/12/28
トールマン
0
▽2019/02/10