集英社文庫<br> 銀河鉄道の彼方に

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集英社文庫
銀河鉄道の彼方に

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  • サイズ 文庫判/ページ数 584p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087456257
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

宇宙船から突如失踪したジョバンニの父。最後に残された謎の言葉……。果たしてジョバンニは父と再会できるのか。連載6年、高橋源一郎の新たな代表作、ついに文庫化!(巻末エッセイ/最果タヒ)


内容説明

ジョバンニのお父さんは宇宙飛行士だ。「宇宙の果て」に関する秘密を明かした直後、いくつもの謎を残したまま、宇宙船から通信を絶って失踪してしまう。ある日、ジョバンニは目を覚ますと、なぜか古い鉄道の車中だった。そして父を追い求め、時空を超えて旅に出る―。宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を大胆に換骨奪胎した傑作、待望の文庫化!時代のオピニオンリーダー高橋源一郎の新たな代表作。

著者等紹介

高橋源一郎[タカハシゲンイチロウ]
1951年広島生まれ。81年、『さようなら、ギャングたち』で第4回群像新人長篇小説賞優秀賞を受賞。88年、『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞を、2002年、『日本文学盛衰史』で第13回伊藤整文学賞を受賞。06年、『ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ』により第16回宮沢賢治賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

43
宮沢賢治の雰囲気をふわふわさせながら、その世界に留まらない不思議な感覚を味わいました。宮沢賢治の作品が感じる世界だからかもしれません。宮沢賢治へのオマージュとも言える大胆な物語。著者の感性を楽しみました。2023/04/18

踊る猫

29
なかなかこの陶酔感は只者ではないと思う。読みながら、自分自身が「常識」としている認識それ自体がぐにゃりとゆがんでしまいそうになる。宮澤賢治へのオマージュというより、ぼくが思い出したのはむしろ藤子・F・不二雄や永井均が突きつけてきたすぐれたアナザーワールドの数々で、過去にそんな思想家のフィクションを読みながら「『ぼく』とは誰だろう」「なぜ世界はこうなのだろう」なんてあれこれまったくの徒手空拳で考え抜いたことを思い出させられる。つまりは過去の高橋源一郎作品が持つ「子ども」の部分がより濃く煮詰められた一大問題作2023/08/10

小豆姫

12
尿管結石で緊急入院中。病院の本棚にあったとりわけ分厚い本。いやーっすごいすごい。宮澤賢治ワールドをただよわせつつも、その枠を時空もろともズキューンっと飛び越えて宇宙の果てや人の想念や魂の境地まで、めくるめく言葉の渦に呑み込まれ広がり拡散してゆく。哲学的でもある。トリップして体外離脱して… 久々の楽しい読書体験でした。2021/05/30

ちぇけら

11
ぼくはここにいる。ここにいるぼくは、ぼくだ。ほんとうに?さて、ここで問題です。『ほんとう』ってなに?どうなれば、それがほんとうに『ほんとう』だと言えるの?ぼくはこの物語を読みながら、たくさんのことに慎重に耳を澄ませた。失われてしまったもの、忘れてしまったもの、これから失われてしまうもの、これから忘れてしまうもの、そうした『すべて』を意識した。ぼくとぼくでないものの間を走り抜ける銀河鉄道、ジョバンニが見た深い闇。ぼくは誰なのか。なんのためにここにいるのか。銀河鉄道は、ぼくらを乗せて宇宙の根源へと向かう。2018/09/03

彼岸花

6
気の向くまま思うまま、空想をどんどん膨らませて、長編作になったような気がします。自分自身が、不思議な体験に連れていってくれたような?現代からの逃避。長い長い旅でした。戻ってこれてよかったです。どっと疲れが出てきました。夢から覚めない方が良いこともあるのでしょうか。2017/11/20

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