出版社内容情報
「空」を目指すパイロット候補生の熱いドラマ
「今度は空だ!」。親子三代での飛行機乗りを目指す陸(りく)と、国を守るため航空自衛隊に入隊した速(はやり)。二人の青年の人生が交差するとき、壮大で熱いドラマが生まれる。『海猿』の小森陽一が描く空の男たちの物語。
内容説明
絶対にファイター・パイロットになるんだ―。親子三代での戦闘機乗りを目指す航空学生出身の坂上陸と、防衛大学卒業後、国を守りたいという強い思いから航空自衛隊に入ったエリートの高岡速。立場も考え方もまるで違う二人の青年の人生が交差するとき、心揺さぶられる熱いドラマが生まれる！戦闘機に乗ることに憧れを抱き、夢に向かって突き進む若者たちを描いた壮大な“空”の物語。
著者等紹介
小森陽一［コモリヨウイチ］
１９６７年生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。在学中にシナリオ作法を学ぶ。「海猿」、「トッキュー！！」、「我が名は海師」の海洋三部作で、２００８年第一回海洋立国推進功労者表彰を受賞。ハイパーレスキュー隊を主題にした映画「２５２生存者あり」の原作・脚本を担当（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
111
エンターテイメント性が強く、面白かったです☆速がカッコよくてファンだったけど、だんだんだめになっていく姿が読んでられませんでした。優秀でエリートにはエリートの、這い上がってきた者にもそれぞれ同じ目標でも違う悩みがあるんだなぁと。陸と速、周りの仲間たちがこれからどんな自衛官に成長していくか、ずっと追っていきたいと思いました。2014/06/01
あっくん
75
戦闘機のパイロットを目指す速と陸の物語。面白かった。秀才の速がおちこぼれていくのは辛かったが、最後自分の進む道が見つけられたようで良かった。続編も是非読みたいです。2015/12/02
ユザキ部長
75
どんなに完璧にこなせたと自負してもライバルは見ている。心の奥底にある不安を見抜く。それに気がついた時に速(ハヤミ)は震えが止まらなかった。一方、主人公陸(リク)はその名前のままの性格。飛んでもしっかりと陸に帰る。時に臨機応変。二人とも「らしさ」を発揮して良かった。懸命に後悔せずに動けば神は宿るものだ。2015/05/31
papako
67
ちょっと気になって。いやー、良かった！電車で読んでて、ラスト危なかった。自衛隊のパイロット訓練生のお話。陰湿さがなく、ひたすらまっすぐがんばる皆に元気をもらえました。何よりチャーリーの五人の結束がうれしい。高岡、自分の活かし方に気づけてよかった。陸の柔軟さ、打たれ強さは才能以上だよ。本当にいい子。長谷部、生きて帰れよ！読んでるこちらは親の気持ちだ。旦那がバイクで出かけるだけで心配なのに、飛行機か〜。あー、続きも買っとくんだった！2017/08/03
みゃ
60
面白かった〰♪戦闘機パイロットを目指す訓練生達の成長物語。表紙から軽いかな？と思ったけど、最後に待ち受ける目頭が熱くなる感動と青春物の爽やかさが素晴らしい(*´艸｀)♡天性の感覚をもつ陸と、高い目標を掲げ努力を怠らないプライド高き速。主人公二人が切磋琢磨してゆく中でいつしか嫉妬が芽生え…挫折に焦る様子がリアルで苦しかった。飛行試験で課程免を言い渡されればもう空を飛ぶ事は許されない厳しい世界。その中で癖のあるチームメイトと次第に絆を築いていく課程も良かった。4巻完結まで追いかけ決定かな(*^^*)★4.52020/05/31
