出版社内容情報
「奇跡の9頭身女子高生」としてデビュー以降、グラビアアイドル、テレビタレント、トップモデルと、スターへの階段を一気に駆け上がった堀口優奈。
だが、シンデレラストーリーは彼女の中に尊大さも育んでしまう。頭脳と暴力を武器にのし上がった所属事務所社長の新庄にまで歯向かった優奈は、彼が仕掛けた巧みな罠に落ち、超高級デリヘル嬢へと一気に堕とされてしまう。
しかし優奈は、あきらめることを知らなかった。地獄の底から再び芸能界の頂点へ。彼女の、壮絶な逆襲劇が幕を開ける!! 生き残るのは優奈か、新庄か!?
自ら芸能プロダクションを運営し、「裏芸能界の闇」に精通した新堂冬樹にしか描けない、現実スレスレの危険な物語。
内容説明
超高級デリヘル嬢にされた堀口優奈は、屈辱の日々の中で、事務所社長の新庄への復讐を決意する。そんな中、彼の違法行為の事実を掴み、優位に立った彼女は、新庄を脅して芸能界に返り咲く。しかし、形勢逆転。客とのＳＥＸ動画を手にする新庄に脅され、今度はＡＶ嬢にされてしまう。芸能生命の危機に陥った優奈は、一か八かの勝負に出るが…。「芸能界の闇」に精通した著者が描く、危険な物語。
著者等紹介
新堂冬樹［シンドウフユキ］
小説家。実業家。映画監督。１９９８年に『血塗られた神話』で第７回メフィスト賞を受賞し、デビュー。芸能プロダクション「新堂プロ」も経営し、その活動は多岐にわたる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kanonlicht
7
上巻は駆け引きめいたやりとりに緊張感があって、どうなるのかという期待があったけれど、下巻にくると小細工もなくあからさまな暴力や脅迫に訴えることが多くなってやや残念。ただ、それが著者の持ち味でもあり、どこを切り取っても見せ場があるという点では、週刊誌連載としてはある意味正解なのかもしれない。単行本化にあたり修正をしていないからか、ところどころ整合性が取れない部分もあるのはご愛敬。2022/06/14
梨愛
4
人気グラドルから超高級デリヘル嬢に落とされた優奈は屈辱の日々の中、事務所社長･新庄への復讐の炎を燃やす。新庄の弱みを掴んだ優奈は反撃に転じ、芸能界に返り咲くが新庄がやられて黙っている訳もなく、今度はAV嬢にされてしまう。暴力と欲望だらけで登場人物はクズだらけ。まぁ、こういう強いメンタルがなきゃのし上がれないんだろうけど…かかわり合いになりたくない人ばかり。2020/10/10
タムーチョ
3
とても読み応えがありました。 芸能界を舞台にした戦争です。 暴力や性表現が中々に過激でしたが、それでも面白かった。 最後のシーンは因果応報ですかね。2021/11/02
chiquito
2
思った通り面白い。エロ描写も上手く入り込むが所々あり得ない展開が気になる。ラストも終わらせた感が強かった。2022/10/02
バーベナ
2
優奈のこと嫌いになれない。目指すところがひとつというのは、なんと安らかなことよ。暴力シーンはえげつなくて見ていられない。読むけど。2021/08/11
