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出版社内容情報
平将門、復活! 強大な戦力を手に入れた女皇照姫は、将門率いる二千騎ものレギオン“零式"により皇都東京の実権を握る。一方、征継の記憶を蘇らせた皇女志緒理も東京に凱旋。新たな戦いが始まる…!
内容説明
征継の記憶を取り戻すため、皇都東京への訪問を決意した志緒理。だが、時を同じくして皇都東京では女皇照姫が災厄の英雄・平将門を復活させてしまう!!将門の率いる二千騎ものレギオン“零式”により、武力で実権を握る照姫だが、将門にはさらにおそるべき秘密が隠されていた…!!志緒理と共に皇都入りした征継は、ついに記憶を取り戻す鍵となる人物、神君徳川家康と邂逅を果たす。だが家康の放つ意外な言葉に迷いを感じて…!?いっぽう虎視眈々と巻き返しを狙うエドワード率いる大英帝国も、ある密約をもとに次なる計画を立てていた…。幻想と歴史がクロスする覇道戦記、混沌と激突の第五巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
68
平将門を復活させ、強大な武力を手に入れた照姫は、志緒理を自身の生誕祭に招く事を決める。皇城に到着した志緒理達を迎えたのは、黒い笑みを浮かべる照姫と平将門とその臣下達で……。志緒理達が皇城で征継の記憶を取り戻す方法を探す中、衛青が東山道将家への牽制として岐阜へ、カエサルは鳥羽と津の鎮守府を制圧し、津を拠点に伊賀上野鎮守府を突破して、畿内将家と英国軍の本拠地である京都への進軍を狙うなど、各勢力が大きく動いた。将門を得てから暴走している照姫を中心に、今後皇都での戦闘も激化していく模様。泰然とした征継が頼もしい。2016/10/22
よっち
36
災厄の英雄・平将門が復活。女皇照姫はその将門のレギオン"零式"によって皇都東京の実権を握り、皇女・志緒理もまた東京に凱旋する第五弾。災厄の英雄将門の存在で自らを見失いつつある女皇照姫と今後に向け着々と布石を打つ志緒理たち。志緒理たちも目的に向けあえて動き、起こるべくして起こった事態でしたけど、征継を取り巻く女性陣は目的を同じくするしたたかで可憐な共犯者で、お互いをよく理解して棲み分けつつ、甘えながらもきちんと役割を遂行するその姿勢が素晴らしい(苦笑)この状況がどのように収束していくのか次巻が楽しみです。 2016/04/22
Yobata
29
エドワード達と極秘裏に密約を交わしたけど志緒理達。その中で皇都では女皇照姫が平将門を復活させ、クーデタを鎮圧し,その武力で皇都を一新する。征継は記憶を取り戻すため、家康の下を訪れるも…。親王にして怨霊,災厄の英雄・平将門が復活。二千騎ものレギオンを作り出す強さに死人を蘇らせる不気味さで、皇都を恐怖の淵に落とすものの実態は復活者じゃなくて念導神格の亜種なんだね。征継の前世の記憶を封印した明智光秀こと天海僧正と神君徳川家康との邂逅も果たし、将門との対立が明確化してきたね。そんな中で目立ちたがりのカエサルも→2016/04/22
まるぼろ
19
平将門が復活、そしてまぁ平将門らしい暴れっぷりを披露した今巻ですが、勢力図が色々と様変わりした今巻でもありました。如何にも帝都物語ならぬ後書きにもあった「皇都」物語じみた内容になってきましたが、面白かったです。ただ色々と問題を抱えつつもあったにせよこうなってくるとどうにも照姫が不憫に思えてきてしまいますね…。ただ今回のことによって前述の通り勢力図が一変、志緒理や征継、リチャード黒王子の攻勢に繋がるのかなと思うと楽しみになってきます。次巻はこれまた「皇都」大戦みたいな話になるらしいとの事、楽しみです。2017/10/26
真白優樹
13
東京を舞台に二人の皇女が邂逅し戦いが巻き起こる今巻。―――復活せし怨霊、始まる暴走。災厄な英雄は東京守護限定の英雄という事で攻略には中々苦労しそうであるがそれを従える姫は半端者の未熟者という事でこの先最悪な事態の暴走を引き起こさないか不安である。・・・それぞれの陣営が動きまだまだ埋没した力も多い中、征継は過去の名を思い出すのではなく今の名で戦う事を選び取る。これこそ英雄「橘征継」としての産声であり彼自身の英雄譚はきっとここから始まるのであろう。新生した力を放つ英雄の前に待つものとは。 次巻も楽しみである。2016/04/22
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