コバルト文庫<br> 春華杏林医治伝―気鋭の乙女は史乗を刻む

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コバルト文庫
春華杏林医治伝―気鋭の乙女は史乗を刻む

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784086080699
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

実家に居づらくなっていた春霞は医の道を目指し、見事最年少の女性医官となる。皇帝の妃の一人である犀徳妃の世話をすることになるが……。妃の治らぬ病の真実とは? 中華後宮ミステリー!




小田 菜摘[オダナツミ]
著・文・その他

雲屋 ゆきお[クモヤユキオ]
イラスト

内容説明

ある事情から実家に居づらくなっていた春霞を救ってくれたのは、女性医官への道だった。見事、最年少の医官となった春霞は、皇帝の妃の一人で原因不明の皮膚疾患に悩んでいる犀徳妃の世話をすることに。女子医官局長官の珠里が直々に診ているというのに、犀徳妃の症状はおさまるどころかひどくなっているらしい。薬の処方は正しいはずなのにどうして…?春霞は原因を探ってみたのだが!?女性医官の恋と使命を描く、後宮ミステリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

30
実家に居づらくなり女性医官になった春霞が街で少し変わった青年・犀阮陽と出会い、その姉で原因不明の皮膚疾患に悩む皇帝の妃の一人・犀徳妃の世話をすることになるシリーズ第二弾。前巻から十八年が経過し珠理や碧翔も登場しますが、なかなか治らない犀徳妃の症状を巡る展開に、お互い辛い過去を抱える春霞と阮陽の関係を絡めて描かれる展開で、変わらないひとつの強い絆だったり、二人の不器用なロマンスが描かれる一方で、必ずしもそこだけに比重を置かないあたりにこのシリーズらしさがあったりで、続刊あるならまた読んでみたいと思いました。2018/05/30

よっしー

10
いきなり18年後には驚いたけど…前作よりは甘さがあって良かったかな。莉香公主も上手く行ったのね、とほっこりしたり。ヒーローがヒロインの異母兄にしっかり釘を刺したエピソードも良かった。2018/10/26

とん

8
続刊。主人公は代わり前巻の18年後。やはり「後宮」「ミステリー」にしてはややぬるいような…「恋愛」もの寄りかなという印象。あとがきでは作者も「中華が大好きな作者さんには敵わない」「医学書ではなく漢方書参照」など書いてたのでまさにそうなんだと思う。メインの2人は前巻のほうが好きだったけど、今巻でその二人の18年後がちょくちょく見れたのはよかった。2020/01/28

リディア

8
前作から18年後。今巻は恋愛も入っていて良かった。前巻のヒロインと皇帝との関係が悩ましい。皇帝の立場で後宮が必要(?)な時代の話はわかるけど。複雑。ただ一人を愛して後宮に人は置かないってやつもよくあるお話だけど。2019/06/15

さなえ

7
前作の18年後。世の中は少し変わったともあまり変わっていないとも言える。登場人物の心情も理解しやすく謎もほどほどで楽しく読んだ。強いて言えば阮陽の人が良すぎる。2018/08/20

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