内容説明
遊ぶ子どもたち、ときどき大真面目にヘンテコなことしていませんか?真剣であればあるほどキュートでおかしい、まるで、そんな子どもたちを見ているような童話です。真剣な子ざると面倒見のいいきつね、賢くて冷静な犬が巻き起こす影退治の顛末は。
著者等紹介
浜田広介[ハマダヒロスケ]
1893年山形県高畠町に生まれる。早稲田大学在学中に大阪朝日新聞の懸賞新作お伽話に応募した『黄金の稲束』が一等に入選。それを機に児童雑誌『良友』に寄稿を始める。早稲田大学英文科卒業後、『良友』『幼年之友』の編集者を経て1923年より作家活動に専念。『ないた赤おに』『りゅうの目のなみだ』など1000篇に及ぶ童話、数多くの童謡を残し、日本のアンデルセンと称される。1973年80歳で永眠
牧野伊三夫[マキノイサオ]
画家。1964年福岡県北九州市生まれ。多摩美術大学卒。卒業制作に作ったリトグラフの創作絵本『太陽光線のはだか』で第2回アトリエヌーボーコンペ日比野賞受賞。広告制作会社サン・アド在籍中より『びわの実学校』(講談社)などに挿絵を描く。退社後、画業に専念
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感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
24
なるほどといえば、その通りです。 影ぼうしは人まねもすれば、自分を追いかけてきて離れることをしないのです。 わずらわしい影ぼうしを消すには…、一緒に考えてしまいました。 子ざるさん、影ぼうしと仲良くできなければ、木の下からいつまでも出られないですね。2021/09/27
遠い日
15
いたずら影法師。実は自分。それに気づかず、悩み、考え、挑戦する子ざる。友だちの応援がほほえましい。影には影を!いい考えだ。2015/04/05
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
自分の影をうざったく思う子ざる。キツネや犬の知恵を借りてあれこれ離そうとするが、無理。でも最後に犬が! 友達のために一生懸命助けようとしてくれる姿がいい。2019/03/20
こどもふみちゃん
4
子ざるが、自分についてくる影が気に入らなくて、狐と一笑に捕まえようと悪戦苦闘する話。ひろすけ童話…という事できっといいのだろうと思い読み聞かせました。最近の簡単な絵本には登場しない文章表現が少しあった。単純なストーリーなのに、割とページ数多め。6・7・8・9・10歳向け。2012/11/01
かさじま
3
子ざるが納得するまで助言したり手助けしたりしてくれるきつねや犬との関係性にほのぼのした。2016/01/13
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