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内容説明
『選定の迷宮』での試練を乗り越えたギンたちは、遂に異世界へと降り立った。いかにもファンタジーという景色に感動しつつ、まずは今後の活動のため、始まりの街パシリアで冒険者登録を済ますことになる。しばらくは戦闘の訓練でもして過ごすつもりだったが、あくる日にはさっそく石化の能力を持つ強大な魔物バジリスクが隣の街に出没し、討閥依頼を受けることになった。しかし、『理の教本』としての最大の能力、『全知スキル』を持つ恭香が、バジリスクの出現を全く察知できていなかったと告げる。恭香のスキルを欺くためには、少なくとも最高神クラスの隠蔽術が必要なはず。不穏な状況をいぶかりつつも、ギンは隣町へと向かうのだが―。
著者等紹介
藍澤建[アイザワタテル]
北海道生まれの兼業作家。『いずれ最強へと至る道』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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真白優樹
5
始まりの街でいよいよ冒険者としての活動を始める中、恭香の力を以てしても気づけなかったバジリスクの大群が襲来する今巻。―――使えるものはすべて使え、そうでなくては生き抜けない。 ギンや恭香達が早速始まりの街で生活を始める中、強敵に見舞われる、始まった早々絶体絶命の危機に瀕する巻である。最強への道は程遠く、隠した力を全て使ってようやく薄氷の上の勝利を掴む。 そんな背筋が前巻にも増してひやりとしてしまう巻である。何とか生き抜き少しだけ強くなったギン達。そんな彼等に次に迫る敵とは。 次巻も須らく期待である。2019/07/05