出版社内容情報
2016年に94才で亡くなった佐藤初女さんが生前、心を込めて漬けたこだわりのお漬け物と、お漬け物への思いがこの1冊に。
佐藤初女[サトウハツメ]
内容説明
ぬか漬け、白菜漬け、赤かぶ漬け、こまか漬け、梅干し…94年の人生の集大成。
目次
ぬか漬け―ぬか漬けにできない野菜はないのでは、と思います
梅干し―毎年6~8月に作り、私のおむすびにも欠かせません
みずの漬け物―「森のイスキア」にも自生している東北の山菜です
こまか漬け―夏に旬の野菜をいろいろ、こまかく切って浅漬けに
白菜漬け―重しをだんだん小さくしていって冬じゅう食べます
初女風キムチ―身欠きにしんやりんごの汁を入れて、青森らしい味に
赤かぶ漬け―色がきれい、やや厚めに切るので歯ごたえも楽しめます
らっきょう漬け―左が10年漬けたもの、右が3年漬けたらっきょうです
著者等紹介
佐藤初女[サトウハツメ]
1921年青森県生まれ。青森技芸学院(現・青森明の星高等学校)卒業。小学校教員を経て、79年より弘前染色工房を主宰。老人ホームの後援会や弘前カトリック教会での奉仕活動を母体に、83年、自宅を開放して「弘前イスキア」を開設。92年には岩木山麓に「森のイスキア」を開く。国内外で講演活動をつづけた。アメリカ国際ソロプチミスト協会賞、国際ソロプチミスト女性ボランティア賞、第48回東奥賞などを受賞。2016年2月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りるふぃー
9
初女さんのレシピは 簡単には再現できそうもありません。ひとつひとつの工程がものすごく丁寧、というのもあるけど、お漬け物レシピも分量が書いてない…!これはきっと、たくさん失敗したり 何度も味を確かめつつ 自分の味を体得して、ということなんですね。やはり、本当の料理上手は 計量したりしないということか。主婦になり料理本やCOOKPAD使ってそれなりに作れても、「まだまだ50年修行が足りないよ!」と言われた気が…。 たくあんの作り方が載ってなかったのが少し残念でした。2017/09/08
あお
2
梅仕事、祖母もしていたなぁ。2017/07/05
Humbaba
1
手を抜かずに誠実な仕事をする。それこそが美味しくて、食べた人を安心させられる漬物を作るための方法である。そのためにも一度作ったらそれでおしまいというわけではなくて、日々のメンテナンスを欠かさないようにする。メンテナンスは直ぐにできることではあるが、決して軽視できることではない。2017/01/19