内容説明
初対面で「待っていたよ」…その謎が明らかに。衝撃のラストにもう涙が止まらない。
著者等紹介
椿ハナ[ツバキハナ]
「第4回iらんど大賞」では、「崩れかけのプロポーズ」で「ピュアラブ部門賞」を受賞した他、いじめをテーマにした純愛ストーリー「金魚倶楽部」でNHK賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
玉響
25
夢を見た。私があなたと一緒にいて一番幸せだった時の記憶を――白線3つ。あなたと私はいつも一緒にいたけれど、なかなかこの距離を超えられないでいたね。そのもどかしい距離に手を伸ばしても、触れたくても、名前を呼びたくても。もう私の声はあなたに届かない。あなたの声は私に届かない。最後の私の願い。それは恋焦がれたあなたに逢いにゆく事。長い長い遠回りでした。ただあなたに逢いたくて。何度も悲しい思いをしました。コメントへ→2015/08/11
そのぼん
13
まさかこういう結末とは…。淡々とそれでも、甘く曖昧に続くストーリーなのかと思っていましたが、哀しげな結末でした。ケータイ小説の『魔法のiらんど』でも執筆されている作家のようですが、良い意味でケータイ小説っぽくなかったです。2012/01/31
miwmiw
11
前巻でわからなかったことが明かされてくるけど、話が唐突な感じ。ひとつひとつの言葉は綺麗なんだけどなあ。2012/07/21
本夜見
10
第一章の終わる事ない猫がじゃれ合うような二人きりの甘い日々の意味が第二章でわかった。恋愛小説がいきなり幻想小説に変わったような印象。恋は人を愚かにする。運命の輪廻から外れて 回想の輪廻にはまり込んでしまった二人。ある意味幸せだが 不幸である事も間違いではない。菫じゃないが この本、ぽいと背後の畳に投げたくなるくらいには 気持ちが沈んだ。2012/09/27
ゆきみみ
8
せつな過ぎる。。。 もうちょっとハッピーエンドでも良かったのになぁ。。。2014/10/01