内容説明
更年期女性に多い「突然の無気力」。症状に映し出されたその女性の人生。実例をもとに解決法を緊急レポート。
目次
読者のみなさんへ 更年期無気力シンドロームとは何でしょう
プロローグ トンネルから抜け出す一歩として
第1章 私が私でなくなる日
第2章 人生を問い直す『無気力シンドローム』
第3章 専門家10人に聞く解決法
第4章 更年期以降をあなたの人生とするために
著者等紹介
田中奈保美[タナカナオミ]
1950年生まれ。神奈川県出身。1972年横浜国立大学卒業後、コンピュータープログラマーとして会社勤めしたのち、80年からフリーランスのライターに。女性誌をはじめ雑誌、PR誌、新聞で、人物インタビュー、旅行、外食、医療などジャンルを問わずさまざまな分野の記事を執筆。93年頃から更年期に関する記事も多く手がけるように。中でも2年ほど前から、とくに更年期ウツに関して注目している。最近では、雑誌『新潮45』2001年6月号の特集「心の風邪『鬱病』からの脱出…患者『1800万人』の衝撃」を執筆
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ochatomo
4
人生の正午「更年期」 ユングによると前半期の発達は外的世界へ自己適応、後半期の発達は内的欲求を自己実現だそう 不定愁訴はホルモンバランスの崩れ、環境のストレス、性格要因 2001刊2010/03/31
ツキノ
4
積読本-77 2001年に刊行された本。最近の更年期関連の本を読んでいると、更年期障害というのはかなり周知されてきたように感じる。50歳だった友人(心療内科に通っていた)の自死がきっかけで生まれた本。いろいろなケースが紹介されている。プロによる様々な視点、治療に対する考え方も後半に紹介。更年期にウツになりここに紹介されている方々のパートナーはちょうど高度成長期にモーレツ社員として家庭と育児はは妻にまかせっきりで働いてきた男性たち。なのでなおさらこじれているという印象。2014/11/19
SNOOPY
1
ホルモン療法の効果がよくわかりました。2012/07/24
永野間かおり
0
子育て中の夫婦関係におけるパートナーへの我慢や諦めが、更年期症状の回復過程に少なからず影響するというのが印象的。夫婦の間に波風たてない「我慢」の努力より、どれだけ本音を言い合いぶつかって関係を育てられたかが試されるのが更年期なのかも知れない。2011/11/19




