出版社内容情報
正義の暴走から、逃げ切れるのか。容疑者は教官・小早川? 警察の「横暴」に美しきゼミ生たちが奮闘する。大人気シリーズ第2弾!
内容説明
警察学校校長を最後に退官した後、女子大教授となった小早川は未解決事件を取り上げる「継続捜査ゼミ」を主宰する。5人のゼミ生が次のテーマを「冤罪事件」に決めるなか、学園祭でのミスコン反対運動を推進する女子学生・高樹晶と小早川が議論を交わした後、高樹がキャンパスで襲撃された。傷害容疑で任意同行を求められる小早川。疑いが晴れない教授のため、ゼミ生たちが推理と行動を始める!女子大を舞台にした人気シリーズ最高潮!!
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年、北海道三笠市生まれ。上智大学在学中の1978年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞し、デビュー。卒業後、レコード会社勤務を経て作家に。2006年、『隠蔽捜査』で、吉川英治文学新人賞、2008年、『果断 隠蔽捜査2』で、山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、2017年、「隠蔽捜査」シリーズで、吉川英治文庫賞を受賞。また、「空手道今野塾」を主宰し、空手、棒術を指導している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
237
元警察官の女子大教授による継続捜査ゼミシリーズ。学園祭のミスコンが巻き起こす事件なんですけど、チャラさは全くなく、冤罪やミスコンの是非について真剣に議論します。今野教授から、正義について論争を持ちかけられるような気分になる、意外に硬派な一作です。2021/04/18
はつばあば
57
継続捜査ゼミの2巻目。なんと小早川氏が犯人と?!。元警察学校校長でもビビる刑事の横暴極まる独断と偏見の取り調べ。ひやぁ一般人だったら怖くて犯人でもないのに「私がやりました」なんて言いかねないわ。しかもその刑事さんがイケメンでつい優しくしてくれたなら💛。いえいえこれほんまにあった話です。10年服役して・・素晴らしく有能な元裁判官が退官後弁護士になられ無罪を勝ち取った事件ですが県は謝罪したのに県警は先日まで自分達の間違いを認めませんでした。小早川さんには元後輩の刑事やゼミの生徒の手助けがありましたが・・怖2021/10/05
ごへいもち
20
設定上仕方がないけれど、小早川は脇が甘い。警察の、取り調べも本当に酷い2022/04/27
ごいんきょ
16
シリーズ2作目。敏さんの作風としてはちょっと毛色が異なりますがこれもまた良いものです。2020/12/24
米太郎
13
勢いのまま読了。冤罪がなぜ生まれるのかについてわかった2021/11/08