コゴロシムラ

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コゴロシムラ

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  • サイズ 46判/ページ数 218p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065170953
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

かつて産婆が赤子を何人も殺した村で、尋常ならざる夜が始まったーー。祟りと因縁が渦巻く、新境地ホラーミステリー。

カメラマンの仁科は、雑誌の取材のため、ライターの原田と山深い神社を訪れた。が、雨が降りそぼる夕暮れ、携帯が繋がらない山道で迷い、おまけに原田は足を捻挫してしまう。ようやく古い民家に辿り着き、老婆の好意で泊めてもらうことになったが……。仁科は、コゴロシムラと呼ばれるその村で、出口のない恐怖に晒される。

人間同士の切なさもどかしさを描いて並ぶ者なし、の名手がホラーミステリーに挑む!

内容説明

カメラマンの仁科は、雑誌の取材のため、ライターの原田と山深い神社を訪れた。が、篠突く雨が降る夕暮れ、携帯が繋がらない山道で迷い、おまけに原田は足を捻挫してしまう。ようやく古い民家に辿り着き、老婆の厚意で泊めてもらうことになったが…。仁科は、コゴロシムラと呼ばれるその村で、出口のない恐怖に晒される。

著者等紹介

木原音瀬[コノハラナリセ]
高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

139
変化を味わえた、一冊。カメラマンの仁科が取材で訪れたた山深い古民家での一夜。そこでの言葉にならない恐怖。序盤はかなり好みのがっつりホラー。逃れられない恐怖の時間はかなり惹きつけられる。やがてこの展開はミステリなのか…次第に変化を見せつつ最後まで一気に読ませてくれた。新の不自由な姿、この原因にはただ哀しみしか感じ得なかったけれど、次第に彼の無邪気な姿、凛とした姿、生き方に眩しさが…と、ここでも変化を味わえた。そしてほのかに漂う一般的な枠に当てはめてしまうのが難しい感情、これがやっぱり印象的。2020/01/15

mint☆

118
木原さん初読み。パワースポットの神社を取材したカメラマンの仁科。宿泊予定の温泉宿に向かう途中道に迷い、山奥の民家に泊めてもらうが、その家で恐怖の体験をする。そこで出会った美しい顔を持つ両腕のない新の面倒をみることに。戸籍のない新の過去を探っていくうちに…。ホラーかと思いましたがミステリー。点と点が線となり着地点は…。ん?そっち?新の無知ゆえの無垢な美しさが恐ろしい。2020/02/26

buchipanda3

105
かつてコゴロシムラと呼ばれた山深い集落で起きた出来事とある一人の男性が描かれたホラーミステリ。序盤はあの雰囲気にゾワリとさせられた。その後、謎解きの展開と新(あらた)という存在感のある人物によって物語が牽引される。判明する嘆かわしい過去により悲哀と憤りが湧き上がるが、この物語が見せたのはそれだけではない。新が見せる美しさ。それは目に見える面に加え、内面の純粋さ。普通を知らず、他人との比較もない。ただ生きるという中での純粋な自己への気持ち。それこそがむしろミステリとしての最終解だったのかと思った。2019/12/10

よつば🍀

99
ホラーミステリーと銘打たれていたがホラー要素は薄く、ほぼミステリー小説。それでも冒頭のコゴロシムラと呼ばれる、山深く俗世間から隔離された様な小谷西村の古民家で起きる不可解な現象と怪しげな老婆に怯えながら頁を捲る。過去にこの村で産婆が赤子を何人も殺した事件と、カメラマン・仁科の前に現れた先天性上肢欠損の山王新。二つの要素を絡めながらコゴロシムラの真相が明らかになって行く。最初に巻末の参考資料に目を通した為に大方の予想は付いてしまったが、新の純粋無垢な心に胸を打たれ、それとは真逆な人間の欲深さに怒りを覚えた。2020/01/17

aquamarine

94
読み始めはカメラマン仁科が、取材中に山中で迷ってライターとともに泊めていただいた民家で恐怖体験に震える、まさしくオカルトホラー。しかしおどろおどろしさに震えるのもつかの間、章が変わると話は一変、新というある少年をめぐるミステリとなります。幾つか社会的問題を提示し考えさせられるのはいつも通りで木原さんらしいです。表紙の中村明日美子さんの美しい少年が、本の中ではそのままくるくると動き、本当に愛おしい。こういう育て方もありなのかもと思ってしまうほど。ラストの彼らの行く末に、時間をたっぷりかけて思いを馳せました。2019/12/02

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