出版社内容情報
孤高の刑事・淵神律子。律子を名指しで警視庁に来た男の鞄には耳など人体の一部が入っていた。新ヒロイン活躍の人気シリーズ第2弾顔の傷により「スカーフェイス」と呼ばれる女刑事淵神律子。犯人逮捕の為なら暴走も厭わない律子は警視庁内で孤立し、意に添わぬ異動を命じられる。律子を名指しで、身元不明の中年男が警視庁に来る。その男のバッグの中には、耳や眼球など人体の一部やパソコンが入っていた。起動させたパソコンの画面には狭い場所に閉じ込められた若い女性の姿があり、48時間後に窒息死するというカウントダウン表示が。ノンストップ警察小説
富樫 倫太郎[トガシ リンタロウ]
著・文・その他
内容説明
絶対に怯まない刑事・淵神律子を名指しで、身元不明の中年男が警視庁に出頭してきた。男のバッグに人体の一部やノートパソコンが入っており、その画面には生き埋めにされた若い女性の姿と四八時間後に酸素が無くなるカウントダウン表示が。姿を見せぬ狂悪犯にせまるタフヒロイン警察小説。
著者等紹介
富樫倫太郎[トガシリンタロウ]
1961年、北海道生まれ。’98年第4回歴史群像大賞を受賞した『修羅の跫』でデビュー。幅広いジャンルで活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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モルク
99
警視庁特別捜査第3係淵神律子シリーズ第2弾。律子の個人的な部分がこの作品では省かれているので、前作を忘れかけている身としては少し残念。過去の鬼畜系AV作品が絡むエグく残忍な事件。事件の内容は暴かれ、解決したように見えるが、本当の黒幕、オペレーターの姿はまだわからない。胸くそ悪いシーンが続くが、テンポのよさについ読まされてしまう。さて、次作ではいよいよオペレーターの姿が明らかとなり直接対決があるのだろうか。2021/04/17
GAKU
60
第1作ではページの半分位使って、主人公の刑事律子に関する私的な部分が詳細に書かれていたのだが、この第2作に関してはそのような律子の人となりが、あまり生かされていなかったように思えた。主人公らしい活躍をしたとは思えないし、それ以上にもっと早く実家に連絡を入れて異変を察知していたら、家族や景子もあんな目に合わなかったのではと、逆に彼女の気付きのなさがが苛立たしかった。それよりも相棒の藤平が良い味を出してきている。⇒ 2020/06/23
雅
48
最初から最後までエログロ全開。前作を覚えてなかったのですが、全く問題無く楽しめました2019/03/15
Junichi Yamaguchi
40
『それなら止めてみるがいい』… シリーズ2作目。 変わらずの疾走感。 次作は黒幕と対面できるのかな? 期待して待ちたい。。2019/02/12
きさらぎ
38
過去の事件も現在の事件も超過激!想像しただけでおぞましい。原因となった過去の事件を起こした人たちは人間じゃない!だからといってこれはない・・・。でも物語と割り切って読めばノープロブレム。富樫さんらしい?結構楽しめた。2019/06/04