講談社ラノベ文庫<br> 飛べない鴉と切れない糸

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講談社ラノベ文庫
飛べない鴉と切れない糸

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  • サイズ 文庫判/ページ数 305p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065144572
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

一匹狼の不良・伊吹は見知らぬ少女・ユリの中に入ってしまい、おかしな共同生活を始める。その生活の中で伊吹はあらたな世界を知る。鴉野伊吹は目つきが悪く、売られた喧嘩はすべて買う(そして勝つ)ことから、不良と恐れられていた。そんな伊吹は、ある徹夜ゲーセンの帰りに幼なじみの涼音の危機を救うことになるが、代わりに命を落としてしまう。正確には魂が抜けた状態であり、その魂に死神がこう告げた。「きみを助けたい、と心から思ってくれる人に見つけて貰ってね、三日以内に!」と。一匹狼の不良である自分を助ける者などいない、と自暴自棄になっていたとき、見知らぬ少女と目が合った。彼女は一体何者なのか、そして何故、伊吹が元に戻る
ための協力を拒むことをしなかったのか……。通りすがりの謎の少女・ユリと伊吹の不思議な共同生活で、二人の世界は大きく変わる。

雪崎 ハルカ[ユキサキ ハルカ]
著・文・その他

うらた あさお[ウラタ アサオ]
イラスト

内容説明

鴉野伊吹は目つきが悪く、売られた喧嘩はすべて買う(そして勝つ)ことから、不良と恐れられていた。そんな伊吹は、ある徹夜ゲーセンの帰りに幼馴染の涼音の危機を救うことになるが、代わりに命を落としてしまう。正確には魂が抜けた状態であり、その魂に死神がこう告げた。「きみを助けたい、と心から思ってくれる人に見つけて貰ってね、三日以内に!」と。一匹狼の不良である自分を助ける者などいない、と自暴自棄になっていたとき、見知らぬ少女と目が合った。彼女は一体何者なのか、そして何故、伊吹が元に戻るための協力を拒むことをしなかったのか…。通りすがりの謎の少女・ユリと伊吹の不思議な共同生活で、二人の世界は大きく変わる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真白優樹

13
幼馴染を助け瀕死となった不良少年が、生き返る為に謎の少女の力を借りて立ち上がる物語。―――切れぬ糸を断ち切り、もう一度空へ飛びあがれ。 失って気付く大切なもの、亡くして気付く、自分を見守ってくれていた人。少年と少女が出会い、僅かな時間を共に過ごす中で切っ掛けを掴み、空へ飛びあがるこの物語。乗り越えるべき壁、前に立つ壁。幾つもの壁に前を塞がれながらも必死にあがく、そんな少年の行動がどこか熱く、王道な展開が持つ面白さが凝縮されている物語である。糸は繋がっている、だからまた会えた筈。 うん、とても面白かった。2018/12/02

nawade

7
★★★☆☆ 幼馴染を庇い死亡した鴉野と死神と通りすがりの少女の共同生活を描いた物語。三日以内に心から助けたいと思う人を見つければ復活できると囁かれた彼の前に現れたユリ。金髪なのに口調がアレでそのギャップに最後まで慣れなかった。何故ユリが鴉野を認識できたのかが疑問であったが、彼女の衝撃の発言から物語はひっくり返り、疑問や伏線も回収し、そのまま綺麗に着地しました。もう一人のキーパーソンである涼音の使い方もうまかったと思います。でも、涼音の出番はもう少し欲しかったかな。2018/12/02

ツバサ

6
自分の価値は自分だけでは測れない。大切な人のために心から動くのは、やっぱり良いもんだ。芯の通っている良作です。2018/12/05

リク@ぼっち党員

6
自らの意志で変わることってなかなか難しいけれど、誰かのためにならきっと変えられる。恋は人を変えるなんてよく言われることだしね。不良と少女の不思議な縁。事故で半死半生を彷徨う鴉野が、生命力を分けてもらうためユリと身体をシェア。こういう設定でエロ展開に傾かず、純愛系の話にしたのは正解だと思う。金髪碧眼でこの口調は違和感あったけど、それがユリが浮いてると感じていた理由になってるんだろうなぁ。出会いをきっかけにゆっくりと、不器用ながら変わろうとする姿が胸に響いた。誰よりも何よりも、自分が自分を信じてあげなくちゃ。2018/12/02

ささきち

3
レビューキャンペーンの試し読み。不良として生きてきた主人公の伊吹が幼馴染の涼音が通り魔に襲われて逃げようとし車に轢かれそうになった所を助け代わりに轢かれ肉体と魂が別れてしまう。そこに死神が現れ3日以内に伊吹を助けたいと望んでいる人を見つけ出せそうしたら生き返ると言われるが、最初は幼馴染を助けられたんだからこのまま死んでもいいと言っていたが涼音が泣きながら「―こんなふうに助けられても、全然、嬉しくないよっ!」という言葉によって生きようとする。だが誰からも目に止まらず自分は世の中にいちゃいけない存在なのか…と2018/11/29

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