講談社ラノベ文庫 ようこそ！ジョナサン異世界ダンジョン地下１階店へ〈２〉

船橋 由高【著】

講談社（2018/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 304p／高さ 15cm
• 商品コード 9784065115565
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

ダンジョンへの宅配サービスを始めた渉たちは、その下層フロアで謎の異変を目にする事になった。その原因はある者の正体に！？ダンジョンで謎の地震が続くため、地震学専門家が調査に入ることになった。異世界ダンジョンに繋がるジョナサン地下１階店は、その調査隊たちのために宅配サービスを始める。モンスターと冒険者たちの闘いの場であるダンジョンは潜れば潜るほど未開拓で危険だが、渉は地震の原因を追求してくれる調査隊のために各種メニューを届ける。店内は変わらず人間とモンスターが食欲と癒しを求めにやってくる上、宅配サービスも加わったことで嬉しい毎日を送る王牙だが、一方では日に日に増える揺れに対し、このままではダンジョンは閉鎖もあるのではと囁かれていた。そうなったらジョナサンの営業にも響くのでは!?　渉はそんな不安を抱くも、調査達のためにせっせと働いていると、巨大な魔法を放出する紅白の魔女レイスに出くわす。彼女は今までには存在しなかったタイプのゾンビ達と戦っているという。重なるダンジョンの異変はいったい何が、誰が起こしている!?



船橋　由高［フナバシ ユタカ］
著・文・その他

戸部　淑［トベ スナホ］
イラスト

内容説明

ダンジョンで謎の地震が続くため、地震学専門家が調査に入ることになった。異世界ダンジョンに繋がるジョナサン地下１階店は、彼らのために宅配サービスを始めることに。危険なダンジョンだが、渉は地震の原因を追究してくれる調査隊のために各種メニューを届ける。揺れは日々増し、このままではダンジョンの閉鎖もあるのではと囁かれはじめ…そうなったらジョナサンの営業にも響くのでは！？渉はそんな不安を抱くも、調査隊のためにせっせと働いていると、巨大な魔法を放出する紅白の魔女レイスに出くわす。彼女も見たことのないタイプのゾンビ達と戦っていると、異変を訴える。相次ぐダンジョンの奇怪、いったいどうなる！？そしてどうする！！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[スズ]

ダンジョンで謎の地震が多発し、客足が遠のくジョナサン地下一階店。そんな中、地震調査チームへの料理のデリバリーでダンジョン下層に配達に向かった渉だが、そこには大量のゾンビの群れを焼き尽くす紅白の魔女・レイスの姿が…。ジョナサンの料理の美味しさに驚嘆する異世界人の光景は相変わらずで、冒険者から恐れられる最強魔女レイスも渉から給仕して貰っている間はただの食いしん坊少女に変わる姿もご健在。幼馴染のノンの登場で、渉を巡る恋の戦いも苛烈さを増し、面白そうだからと全力で火に油をドバドバ注ぎまくるスィンリンさん流石です。

2018/07/06

[nishiyan]

ダンジョンで頻発する謎の地震。その地震を調査する大学教授に請われてお弁当を配達することになった渉たちがまたも事件に巻き込まれる本巻。前巻で因縁のできたドミたちが新たな常連のなったりとなかなか賑やか。配達をするようになったことから、レイスの実力と災厄振りが垣間見えて良い。美咲はますますアレな感じになっていくのだが。何かと受け身だった渉が幼馴染みであるノンのこととなると主体的に動くというのは彼の思いの強さが現れていてよかった。幼馴染みとの再会、ダンジョンを巡る問題が解決と、これからどうなるのか、次巻が楽しみ。

2018/06/10

[真白優樹]

ダンジョンで起こる異変を調査する学者達へ向け宅配サービスが始まる中、新たな魔物達が襲来する今巻。―――その冒険が運ぶは、非日常と懐かしき風。　益々渉が厄介事と異種族達に好かれ、日常が更に変質する今巻。そんな今巻は、渉が自分の意志で危機解決に関わり、幼馴染と再会する、更に物語が深まり、迷宮の謎の一端が明かされる巻である。再会の先に新たな客も増え、益々賑やかになる渉の周辺。果たしてこの先、始まる新たな季節にはどんな物語が待っているのだろうか。そして新たな客とは。 期待を込めて、次巻も須らく期待である。

2018/04/05