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出版社内容情報
落ちこぼれ剣士候補生・刀禍は自称最強精霊の夜空と契約、最悪な敵達と戦う事に!? 妖怪の襲撃と仲間と想い人…刀禍は地獄を知る!異世界から現れる妖怪たちを討伐する“剣士”に憧れるが、試験に落ちまくり、最後通告まで突きつけられた刀禍は、コンビニで出会った自称最強の精霊に契約を迫られた。精霊と契約すれば特別な力を得られ、剣士になれるのではと考えた刀禍だったが、彼女は精霊としての力は何も持っていないという。いわゆる“落ちこぼれ”の精霊の何が最強なのか? 刀禍は精霊・夜空を疑うが、先もないのでしぶしぶ契約を決める。落ちこぼれコンビが誕生し、数々の強敵を迎える事になるが……? 第5回チャレンジカップ《佳作》受賞の本作は最弱? 最強?
雪崎 ハルカ[ユキサキ ハルカ]
凪白 みと[ナギシロ ミト]
内容説明
黒野刀禍は異世界から現れる妖怪たちを討伐する“剣士”に憧れるが、試験に落ちまくっている落ちこぼれ。またも試験に落ちた刀禍の前に、奇妙な少女が現れる。彼女は夜空と名乗り自らを“最強の精霊”だと話す。力を持った精霊と契約すればその特別な力を使い戦うことができる。夜空は最弱の刀禍に使われることで、自分の強さを証明したいと契約を迫ってきた。最弱と言われプライドを傷つけられた刀禍も、精霊の力を得れば自分も剣士になれるのではと期待したが。彼女は精霊としての力は何も持っていない、いわば精霊の落ちこぼれだったのだ。落ちこぼれコンビが誕生し、数々の強敵を迎える事になるが?第4回ラノベチャレンジカップ“佳作”受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
9
妖怪を討伐する剣士に憧れる少年が最弱の精霊と出会い始まる物語。―――最弱から駆けあがれ、一番上を目指して。才能なんてものは存在しない、勝負を分けるのは只、自らが積み重ねた努力のみ。うん、こういう世界観は嫌いではない寧ろ面白い。努力すれば強くなれる、だからこそ、立ちたい場所があるからこそ歩き続ける少年の姿は応援したくなり、最弱の精霊と共に強敵に立ち向かう展開は心が躍る。最弱の中に残るのは最強の剣技。それがあるからこその絆がありそれがあるから更に上を目指していける。駆けあがれ、高みへ。 次巻も楽しみである。2016/07/05
チハ
6
★★☆☆☆ コンセプトが才能なんてなくてあるのは努力の差ということらしいですが、どうして剣士になりたいと強く思ってる主人公が努力をしてこなかったのか…コレガワカラナイ 剣の腕ならまだしも単純な身体能力が足りないというのは… 『穴』から妖怪と精霊がでてきたなら時々起こる『穴』から精霊が出てくることもあるのか? 政府が対妖怪機関をつくったってことは精霊が人間に従属してるのか?とかいろいろ考えて時間はつぶせました。2016/07/04
村人
5
『凡人と天才の違いは努力の差』。最弱の主人公に落ちこぼれの烙印を押された最弱の精霊が契約をして、精霊の掲げる最強の証明を果たすために剣を振る。精霊に体の支配権を委ねて戦闘を重ねて戦いのいろはを急激に吸収していく過程がスゴい面白いんだけど、エピローグのあたりが少し強引な気がする。2016/07/03
リク@ぼっち党員
5
こういうの嫌いじゃない。落ちこぼれ剣士と落ちこぼれ精霊が最強を目指す。周りにすごい人ばかりいる中、主人公の平凡さが際立っててよかった。才能という言葉は便利だし無いとは言えないけど、何かを成そうとするときにそれを言い訳にするのはカッコ悪すぎるから。努力を重ねていつの日か目標に追い付いてほしい。 ただ終盤はちょっと無理矢理な感じがあったので残念。もうちょっとゆっくりと強くなっていってほしいけど、今のラノベ業界じゃ厳しいか…。2016/07/01
不以
4
主人公がなかなかの駄目人間で良いし、身体操作される話は好きだ。傍観者兼当事者な戦闘シーンとか良い。あとがきに書かれていたコンセプトはちょっと謎ですね。2016/07/27