- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 講談社ラノベ文庫
出版社内容情報
想いは、一方通行―― 第3回講談社ラノベチャレンジカップ<佳作>受賞作
高校二年生の松尾家之助は、親友で生徒会長の完璧超人一ノ瀬秋、憧れのクラスメイトで書記の月本紗姫とともに生徒会に所属し、平凡ながらも楽しい高校生活を送っていた。そして家之助は紗姫への想いを自覚する。だが、どうやら紗姫は秋のことが好きな様子。どうすべきか悩む家之助だったが、そんなさなかに秋のとんでもない秘密を知ってしまう! その結果、家之助の、紗姫のそして秋の想いは複雑に絡み合って――?
第3回講談社ラノベチャレンジカップ<佳作>受賞作、華麗に登場!
内容説明
高校二年生の松尾家之助は、親友で生徒会長の完璧超人一ノ瀬秋、憧れのクラスメイトで書記の月本紗姫とともに生徒会に所属し、平凡ながらも楽しい高校生活を送っていた。そして家之助は紗姫への想いを自覚する。だが、どうやら紗姫は秋のことが好きな様子。どうすべきか悩む家之助だったが、そんなさなかに秋のとんでもない秘密を知ってしまう!その結果、家之助の、紗姫のそして秋の想いは複雑に絡み合って―?第3回講談社ラノベチャレンジカップ“佳作”受賞作、華麗に登場!
著者等紹介
持崎湯葉[モチザキユバ]
第3回講談社ラノベチャレンジカップ佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
41
生徒会副会長の松尾家之助が片思いする書記の月本紗姫は、親友で会長の一ノ瀬秋にぞっこん。しかし秋の秘密を知ったことから話がややこしいことになっていく物語。斜め上の展開が続くうちにそれぞれが相手に寄せる尋常ならぬ思いも明らかになっていって、自分本位に手段を選ばず突き進んで泥沼にもなりますが、自分の思いや向けられた想いにきちんと向き合うことで見えてくることもありますね。紆余曲折の末に収まるべきところに収まった奇妙な三角関係。あくまで思いを貫こうとする三人のありようが、とても印象的な物語でした。面白かったです。 2015/07/03
ナカショー
28
うん、楽しい物語だった。出て来るキャラみんな癖が強すぎて笑ってしまいました。特に秋。完璧超人な男の子かと思いきや、ただのストーカーじゃねーか!しかもかなり危ないタイプの。マネキンには笑ってしまったけど、普通じゃ考えられないことやってたな。恐ろしいっす。2016/10/13
まるぼろ
26
生途会副会長の松尾家之助は書記の月本紗姫に片思いをしていたが、その紗姫は生徒会長の一ノ瀬秋に想いを寄せている様で悶々とした日々を送っていたが、ある日家之助は秋のある秘密を知ってしまい…と言うお話。中々に面白かったです。みんな揃っていっそ清々しいまでに良くも悪くも自分の思いに忠実で、更にあけすけな一方通行な片思いをしているので何とも歯がゆいながらも面白く読めました。秋いい子なのになぁ、ド変態だけど…w この巻単体でも綺麗に纏められてはいますが、続刊してくれのるならばこの先の物語も読んでみたいです。2015/07/28
半熟タマゴ
25
ヒロインがとんでもなく変態だった!相手の事が好きだとしてもここまでするだろうかというくらいの行動力。他のキャラも負けじと濃い。でもやっぱり一番秋がぶっとんでる。初恋を諦めないと決意した3人の恋の行方が気になるので続きも出て欲しいなぁ。2015/08/06
リプトン
25
それぞれおかしい部分を持ち合わせながらも、それが何だと自分の恋へと真っ直ぐに暴走していく物語でした。ヒロイン二人がどっちも面倒くさく癖のあるキャラで、このちょっとおかしなラブコメを更に混沌へと導いていく感じが面白かったですね。結構独特なノリのコメディ部分も好きなものは好きなんだからしょうがないとおかしな方向でも全力で突っ走る恋愛部分もどちらも楽しめました。この丸く収まりそうにない三角関係の様子をもっと読んでいたいと思えたし次巻もあるなら楽しみです。2015/07/15