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出版社内容情報
クリフォトの果てまでたどり着いたとき――スフィアは神になる
空白症候群――スフィアシンドローム。枝誓館学園は、その治療困難な病気を発症してしまった10代の患者を集め治療する、病院である――表向きは。だがその実態は、スフィアシンドロームの患者が手に入れてしまう力をコントロールし、そしてある目的のために研鑽する場だった! 無燈霞は、その患者の一人として枝誓館学園へと編入することになった高校一年生。初めて他のスフィアに出会い戸惑う霞に告げられた、スフィアの目的は――神になること!! だがそのためには、学園の奥にある異界――クリフォトを攻略しなければならず……
内容説明
空白症候群―スフィアシンドローム。枝誓館学園は、その治療困難な病気を発症してしまった10代の患者を集め治療する、病院である―表向きは。だがその実態は、スフィアシンドロームの患者が手に入れてしまう力をコントロールし、そしてある目的のために研鑽する場だった!無燈霞は、その患者の一人として枝誓館学園へと編入することになった高校一年生。初めて他のスフィアに出会い戸惑う霞に告げられた、スフィアの目的は―神になること!?だがそのためには、学園の奥にある異界―クリフォトを攻略しなければならず…学園バトルファンタジー、ここに開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるぼろ
4
空白症候群と言う名の病気と表向き公表されている10代の患者を隔離治療すると言う名分で世界に点在して建てられた枝誓館学園に編入してきた無燈霞だったが、彼はどこと無く他の人間と違う所がある様で…というお話。 超能力者を一般から隔離すると言う設定や千華の掲げる野望などは王道でブレない理念として面白いかと。また霞の自分で夢を見つけられない事や過去にあったと思われる背景からやけに捨て鉢だった所も千華の夢を叶えると言うやりたい事が出来てからは主人公として良くなっていきそうで、これからが期待です。次巻も期待です。2014/08/23
藤崎
3
イメージを現実に作用させる能力者を集めた学園兼隔離施設で、生きる目的に欠け生死のかかった戦闘に慣れたひと昔前の伝奇モノ主人公系男子が、今時少々珍しい「気風のいい」とでも表現したくなるヒロイン&愉快な仲間たちと、踏破すれば神になれるとすら噂される不思議ダンジョンの深淵を目指すお話。ストーリーや設定自体には特に真新しい所はなかったですが、その分手堅くまとまっていた印象。反面、目的地の情報が少なすぎるためか、物語の広がりをイメージし辛い点も。ただ、裏設定作り込んでそうで、期待が持てる内容にはなっていたと思います2014/08/19
t_hirosaki(t_hirosaki)
3
結構凝った造りで伏線も上手い事張ってあるのですけどなぜか爽快感がない。何がいけないんだろ。虚獣がイマイチ強大に見えないとか、轟胆戦が前振りにしては長すぎてバランス悪かったとかかなあ/サービスシーンを描く気が一切ないあたりとか(一応わずかながらあったけど)、主人公の特異な性格とかは割と好きです。あと最後の挿絵すげー良かった。本文中にも時々ただならぬ陰鬱な空気が見え隠れする瞬間があって、それが楽しみで読み進めていったっていうのは結構大きいので、可能なら今後こういう雰囲気で突っ切ってほしい2014/08/04
1_k
2
テンプレバトル物なのだが、モッサりしたパッとしない印象。中盤になるまで一体話の方向性がどこに向かうのか(ダンジョン探索なのか、ボス討伐なのか、それとも能力者同士での決闘なのか、PTメンバー集めなのか)はっきりしないためか。要素要素はどこかで見たようなよくあるものばかりの割には、情報の出し方がワンテンポ遅れる上に唐突感があるのも効いているか。多分、メンバーも揃って攻略目標もはっきりした次巻以降は普通に盛り上がると思う。2014/08/19
真白優樹
2
謎の病気におかされた子供たちが異界の果てをめざし戦う物語。・・・主人公君がとんでもない過去がありそうで凄まじく背筋が冷えるんだが・・・主人公がつかみどころがないもののヒロインが芯が一本通っておりとてもいい。次巻も楽しみである。2014/08/02