出版社内容情報
復讐鬼と化した父の執念の凄まじさを描く！傍若無人な若君を守りつづけた、剣の達人近藤無双と子の正吾にふりかかる残酷な運命――。表題作『復讐鬼人』他、楳図かずおの新境地を描いた珠玉の短編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
neimu
21
崩れ落ちてきた本の山から転がり落ちてきた1冊。少年マガジン等リアルタイムで連載を読んでいた小学生の頃、この手の話の奥深い怖さ、情念の激しさをどれくらい理解して読んでいたのだろうか。怖いもの見たさ、ストーリー展開の速さ、起伏に富んだ構成や人間の心の恐ろしさなど、いくらもわかっていなかったのではないか。むしろこの手の漫画作品から人間世界について、そのおぞましくも哀しい世の中について学んでいったのではなかろうか。仕事を離れ、懊悩した毎日から距離を置いて改めてしみじみ見入った。復讐、この言葉を噛み締める。2017/11/08
doradorapoteti
0
懐かしいな～2011/12/18
neimu
0
殆ど子供時代に読んだ内容ばかりだった。というか、当時少女漫画にこんな画風の怖い話がいっぱい載っていたっていうのも今ではちょっと考えられない。どの話を読んでも後年の作品群、特に『おろち』『イアラ』を連想させる深みを持っていて改めて凄いなあと思う。2011/02/16
Goldust
0
今作は時代物中心です。巻末の解説に「楳図かずお講談社オリジナル全集」へ一歩一歩近づきたいって書いてあるけど、それが出るならこのシリーズの意味は？いつまで作品が重複する本を買わされなければいけないのでしょうか。2011/02/14
Y.T
0
☆☆☆2022/07/07
