出版社内容情報
「墓場鬼太郎」鮮烈のデビュー作品登場!!『週刊少年マガジン』デビュー作「手」ほか、「地獄流し」「猫仙人」「おばけナイター」「吸血木」「ゆうれい電車」「妖怪大戦争」など11編を収録。
初出 『週刊少年マガジン』’65年NO32、38、42、44、45、46、’66年NO13、15~18、20~26、37、40、41、『別冊少年マガジンお正月おたのしみ特大号』’66年1月15日、『別冊少年マガジン春休みおたのしみ特大号』4月15日、『別冊少年マガジン夏休みおたのしみ特大号』8月1日、『別冊少年マガジン春休みおたのしみ特大号』’67年4月1日
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犬こ
16
水木さんの幸福論を読んだ後に鬼太郎。この時、水木さんはようやく漫画を描くことに没頭できたんだな~と考えながら読むと感慨深いです。昭和の戦争時代、日本が貧しくまだ妖怪が出そうな街並みの中で生活していたこの時代を生きた人でなければ、この雰囲気は描けないでしょうね。2017/05/23
タリホー
6
鬼太郎好きながら原作(特に初期のもの)を今まで読まずアニメで満足していた所もあったが、流石原作、もう面白い面白い。「大海獣」はやはり屈指の傑作だし、「妖怪城」のスリーアミーゴスのチョイスや「吸血木」に出てくるのびあがりの独特なビジュアルも素晴らしいなと。アニメだと激しい戦闘や仲間の協力で妖怪退治を進めるが、初期の作品は原始的方法で退治したりあっけなく退治される妖怪もいたりで、戦いの「はかなさ」が要所に出ているのが何とも言えない。2016/11/26
篠田@書店員復帰を目指し中!
4
水木しげるロードに行ってからゲゲゲも鬼太郎に対する熱が再燃したため、とりあえずこのコミックから手を出してみた。鬼太郎は子供時代にアニメを見ていたので懐かしい。ねずみ男と鬼太郎の絡みがすごく好きである。2013/11/14
Yoko Yamaguchi
3
この雰囲気がたまらない。ケムシと遊び、ミイラと語る謎の少年!って、煽りがページ隅に入ってる。なーんか、昭和のおおらかさが垣間見える。2013/03/18
ねんこさん
2
いきなり怪獣ものだったり、妖怪じゃなくて地下生物(なんとなくハルキゲニアに似ている)だったりと結構何でもありだったんだな鬼太郎。主人公なのに踏んだり蹴ったりな役回りの回があったりとかも面白い。2015/03/10