出版社内容情報
あさのあつこの大ヒットＳＦ小説を、新鋭・木乃ひのきが完全コミカライズ。紫苑とネズミがとうとう矯正施設の深部にたどり着く…！
人類の叡智を集めた未来都市《ＮＯ．６》。そこで未来を約束された超エリートとして育った紫苑は、１２歳の誕生日の嵐の夜、「ネズミ」と名乗る傷付いた少年を匿ってから、運命が急旋回。壁の向こうの町・西ブロックに追われ、ネズミとともに命を懸けて生きることに……。どうしてあの夜、ぼくは窓を開けてしまったんだろう？ あさのあつこの大ヒット近未来ＳＦ小説を、新鋭・木乃ひのきが完全コミカライズ。紫苑とネズミ、２人のあまりに過酷な青春を描きつくす……！
命を賭してたどりついた矯正施設最上階。そこで紫苑は、ついに沙布との再会を果たす。しかし救出を図ろうとする紫苑に、沙布は非常な結末を望むのだった……。脱出を急ぐネズミ、沙布を救いたい紫苑、２人の間に亀裂が生まれようとしていて――!? 惨すぎる現実に対峙する、緊迫の第８巻！ 特装版は、連載誌ARIAの表紙等を飾ったカラーイラスト集16P＆描き下ろしコミック番外編16Pを収録したブックレット付き！
【著者紹介】
6月12日生まれ、長野県出身、O型。 2008年『カクテル』で「月刊コミックavarus」よりデビュー。 シャープな絵柄で、ギャグシーンも切ないシーンもこなし、 ただ今人気急上昇中の若手漫画家。代表作に『せんがく』（原作／日日日）。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
散桜
49
沙布ーーー沙布沙布沙布沙布……( ；∀；)涙が止まりません。ぼろぼろ零れてきます。最期まで沙は強くて、優しくて、笑顔で。とてもかっこいい、私の理想の生き方です。愛を知って強くなって、最後の最後まで紫苑のことを思っていましたね……。号泣…。ネズミと紫苑も急展開。紫苑なりに沙布を大切に思っていたんですよね、豹変して、恐ろしい…。撃たれたネズミピンチ！最終巻気になる…。特装版はカラーイラストが美麗でした♡2014/03/08
桜流し
16
沙布…！読む前からこれが辛い巻だってわかっていましたが、やっぱり別れは悲しい。「愛することを知れて良かった」と言う沙布の、紫苑への一途な想いや、最後まで強かな姿に涙が溢れてきました。そして紫苑がネズミを責めるシーン、ここは紫苑の辛さもネズミの思いもわかるだけに、苦しいですね…。次はいよいよ最終巻。重体のネズミがとても気がかりでなりません。原作を文庫版で読んでいる身としては、コミックで先にネタバレするわけにいかないので、まだ読めそうにないです(泣)ああ～最終巻が気になってしょうがない…!2014/03/09
花結び
15
沙布の最後がほんとに切なかったけど誰よりも紫苑が好きだったんだと伝わってきました！紫苑がネズミに投げかけてしまう言葉も今までのこととかを考えれば痛いほどわかるけどそれでもなんだか辛かったな。ネズミの気持ちも言葉もきっと真実じゃない気がするからどの人の気持ちを考えてほんとに辛い(/_;)2013/12/07
葉桜
9
沙布の覚悟がとても切なく、紫苑が現実から目を背け、わかっていても認めることが出来ずに沙布を必死に助けようとしている様が、とてもつらく悲しかったです。沙布の思いを汲んで施設を破壊したネズミが、自分を悪者にすることで紫苑の心を少しでも軽くしようとしていて、ネズミは本当に紫苑が大切なんだな、と思いました。そして最後はネズミが撃たれ瀕死になり、紫苑の施した応急処置でなんとか保っているけれど、あまり時間がない状態…。紫苑たちは無事に脱出して、ネズミを助けることが出来るのか…。早く続きが読みたいです。2013/12/28
フローライト
9
やっぱりおもしろい！！原作を忠実に再現していて、ファンのお望み通り♡なマンガですね！！ぜいたくを言うと省略されてて淋しいところも少しありましたが…。でも木乃さんのマンガで、もう1度No.6を読めることが幸せです♪本編の後にブックレットの漫画とイラストを見て、さらに感動！！No.6大好きです♡2013/12/08
