ワイドＫＣ ストーリー３１１ - 漫画で描き残す東日本大震災

ひうらさとる/上田倫子

講談社（2013/03発売）

• サイズ コミック判／ページ数 123p／高さ 21cm
• 商品コード 9784063377798
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

語り継ぎたい想いがある。残したいストーリーがある。漫画家が被災地に赴き、見聞きした「あの日」と「あの日から」を描きます。

2011年3月11日以降、被災地で起きた多くの悲しい出来事、厳しい避難生活の中で生まれた家族や地域とのつながり、被災を乗り越えて成長していく町の若者の姿、日本各地から訪れるボランティアと地元住民とのふれあいなど、現地で生まれたストーリーを、漫画家自らが現地で取材し漫画に描き残すことで“語り部”的な役割を果たせないだろうか？　そんな気持ちから生まれたプロジェクトが単行本になりました。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[美登利]

震災から１０カ月後漫画家さんたちがウェブ上で、被災地に行って地元の方々の体験を見聞きして、忘れてはならないこととして描いてあります。ページ数が限られた中なので、もっと詳しく知りたいこともあるけれど、そして今もまだ復興が進んでるとはいえないだろうけど。ｗたしたちにできることは産地のものを買ったり、旅行に出かけたりできる範囲での支援でも、そこに住む人たちの労働力の一環になれば。生きていくためには働くところがないとつらいのですよね。お金の問題だけではなく心の持っていきどころとして。

2015/05/19

[昼夜]

記憶を風化させないために折に触れて読みたいと思います。

2013/05/01

[にゃんた]

震災から6年、被災地から遠く離れた西日本に住み、時の流れとともに震災についての意識が薄れつつある自分であるからこそ、この漫画を読めたことは非常に意味のあることと思っている。当時のそして今も被災者や被災地の現実は重い。ちゃんと知ることが大事。

2017/08/05

[ぐっち]

参加したマンガ家さんたちも戸惑いながら、現地に赴き、体験談を聞き、作品にまとめたことが伝わってきました。あの頃のことを忘れつつありますが、本を買うということを通じて過ごしでも復興にかかわれればと思います。

2013/04/13

[みー]

風化させちゃ・・いけない・・もう大丈夫、なんて思っちゃいけない。消えない苦しみ・悲しみ。不安、未来・・まだまだ抱えているものは多い・・

2017/01/23