講談社文庫<br> 大江戸怪談 どたんばたん(土壇場譚) 魂豆腐

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講談社文庫
大江戸怪談 どたんばたん(土壇場譚) 魂豆腐

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  • サイズ 文庫判/ページ数 215p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062937825
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

死屍累々……江戸最凶の恐怖譚! そこは死の崖っぷち。大恐評江戸怪奇譚シリーズ第二弾。(講談社文庫オリジナル)1篇5分で身も凍る。怖気、滑稽さ、ノスタルジー。これぞ日本の怪!!
 
泥酔すると豹変して寺の鈴緒にぶら下がる男、露天で買った亀の甲羅に息子が閉じ込められ半狂乱となる父、自らの水子の霊に祟られて大好物の饅頭を絶ち供養する飯盛女、小塚原刑場に曝される生首女の口を吸う男……そこはかとない怖気と滑稽さが背筋を摩る大凶評江戸奇譚、怒濤の33連発。

書き下ろしに加え『大江戸怪談草紙 井戸端婢子』 (竹書房文庫) 』の半分と「IN・POCKET」連載を加えた講談社文庫オリジナル。

江戸というノスタルジックな舞台を借りると普段は書きづらい人情や友情、人の哀れみや苦悩がてらいなく描けました。掌に収まってしまうような怪談から刺戟の強いものまで様々に取り揃えましたので、ぜひお手にとって下さいませ。―平山夢明

平山 夢明[ヒラヤマ ユメアキ]
著・文・その他

内容説明

泥酔すると豹変して寺の鈴緒にぶら下がる男、露天で買った亀の甲羅に息子が閉じ込められ半狂乱となる父、自らの水子の霊に祟られて大好物の饅頭を絶ち供養する飯盛女、小塚原刑場に曝される生首女の口を吸う男…そこはかとない怖気と滑稽さが背筋を摩る大凶評江戸寄譚、努涛の33連発。

著者等紹介

平山夢明[ヒラヤマユメアキ]
1961年神奈川県川崎市生まれ。学生時代はホラー映画の自主制作に没頭した。一方「デルモンテ平山」名義で雑誌「週刊プレイボーイ」でビデオ評論を手がける。1996年『SINKER 沈むもの』で小説家デビュー。2006年、短編「独白するユニバーサル横メルカトル」で日本推理作家協会賞短編部門、『DINER』で2010年日本冒険小説協会大賞、2011年大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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HANA

74
江戸を舞台にした実話怪談集。さながら巷説と昔話を臓物で煮詰めたような。ただ、どのような形を取っても平山スタイルは一貫しているなという印象を受けた。とはいえ現代を舞台にした実話怪談とは趣を異にしていて、応報や神仏の霊験、狐狸の話等、普通の実話怪談では受け入れにくい話も自然と話の中に溶け込んでいる。我々にとってもはや江戸はファンタジーに等しいからかなあ。杉浦日向子の『百物語』のような朧な話もあれば、「忌み草履」「忌本会」「尿童」のような凄惨な話まで幅広く収録。灯りの無い江戸の闇の夜、堪能することができました。2018/02/06

NAO

64
江戸時代の怪談31編。人の悪意がとんでもない悲劇を招く「犬猿」、心底怖い「髪賽銭」。でも、個人的には、新見南吉の「ごんぎつね」のような「見舞い」や「狸の駄賃」、横綱の強さの秘密「横綱」といったちょっとほっこりした話の方が好き。この本はシリーズ二作目だそうで、最初の本も読んでみたくなったが、怪談にふさわしい季節の夏まで待とうかな。2018/04/16

sin

62
「日向子ちゃん、あれからもう十二年になるんですってねえ…」この一言にほろり、さて大江戸怪談どたんばたんの第二段である。先の噺に比べるとより作為を感じるものも見られるが、同じく耳袋風に伝聞の形を成している。帯に唱われたように刺激の強いものも在るが、意外とサッパリしている。因果応報すら人の世の定めと諦念させるのは、時代を江戸に据えた遥か昔の出来事と割り切れる為なのだろうか?東京にあって江戸に生きた日向子さんならどう感じられただろうか?合掌2018/08/03

眠る山猫屋

54
第二弾も面白い。平山テイストは控えめながら、それでもやっぱりグロい。グロいのに後を引かない(良い意味で)のはさすが平山さんです。狸の恩返し、魂豆腐や表紙絵の人面疽の物語はあっさり良い話。むしろ町中で零れ落ちた話にこそ狂気が宿る。憎しみに凝り固まった楓姫や歪んだ気持ちを抑え切れなかった彫鉄みたいな人間が。2018/09/28

H!deking

49
いやー今回も面白かった!前作に続き江戸時代の怪談ですな。そろそろ長編読みたいぜ!1542017/12/30

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