講談社文庫
追憶の翰―素浪人半四郎百鬼夜行(拾遺)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062935753
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



芝村 凉也[シバムラ リョウヤ]
著・文・その他

内容説明

浅間山大噴火に身を挺して闘った半四郎と浅間の山守、聊異斎・捨吉の生死は杳として知れない。噴火後、大飢饉が起き江戸は一揆に襲われた。怪異を辿る流浪の旅は終わるのか?不幸な網子の船幽霊など、噴火前年の怪異探索行を寂寥と味わいに満ちた筆致で記す大河伝奇時代小説、感動の最終巻。

著者等紹介

芝村凉也[シバムラリョウヤ]
1961年宮城県生まれ。早稲田大学政経学部卒。二十数年のサラリーマン生活を経て、2011年5月『春嵐立つ 返り忠兵衛江戸見聞』(双葉文庫)でデビュー。シリーズ「半四郎百鬼夜行」は『この時代小説がすごい!』(宝島社)文庫書き下ろし部門で2年連続ランクインの高評価を受ける。ウェブサイト「時代小説SHOW」でも、2015年度書き下ろし時代小説で1位を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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sin

82
【拾遺】 漏れ落ちている事柄を拾い補うこと…ああやはりそうか、半四郎の冒険は前回の巻で終わっていたんだよね!これにておしまい…と云ってもよいまとめ方だったので、逆に次が最終巻であるとの告知に首を捻りながらも、それでも半四郎たち一行のその後を期待していたのですが、見事に肩すかし…まあ、だとしてもこの巻に収録された聊異斎老人に伴われて半四郎が江戸を離れていた時期の活躍は読み応えがあって、このシリーズを手にした当時の楽しみを思い出すよすがにはなりました。「そして、三人の旅は続く」作者の想いは最後のこの一言に…2017/01/17

22
さくさくと♪前作の最後が最後だったのか、理解力不足だった…。後日談も愛崎さんも、ちょっぴりで、ちと残念なり(>_<)2017/04/02

kazukitti

4
拾遺のタイトル通りの内容。本編で記述出来なかったお話をまとめたという体。エピローグとしての江戸の愛崎の記述もハッキリしない記述も「拾遺」ということで十分納得出来る。ただ、本編ラストが詳細という時間の流れがぶっ飛ばされて結果だけが残るというのに納得いかなかったのが、この外伝で確実になったのは正直シリーズそのものが面白かっただけに戴けないなぁと残念無念w2018/08/06

ニッキー

3
帯に、ついに完結とありましたが、前作で終わっていたのか⁉️ なんか付け足しの様な話があって終わり。 途中で零巻があつたり、今回は拾遺巻。 なるほど、補足だと言われれば、そうなのだが。2017/03/08

辺野錠

2
最終巻だが後日談はちょっとだけでほとんどは途中の旅に出ていた時のお話と言うのが異色な気がした最終巻。しかし話はクライマックスのような政治要素の絡まないオーソドックスな雰囲気の話だったのでそれはそれでという印象。最終巻に出て来た『二人目』の半四郎の謎って明かされなかったけどこれは零巻で語られる話なのか?2017/11/04

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