講談社文庫<br> もう、忘れたの?

電子版価格
¥583
  • 電書あり

講談社文庫
もう、忘れたの?

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 229p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062930284
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

あの頃のこと、去年のこと、昨日のこと。「週刊現代」人気連載第7弾! 清水ミチコさんとのスペシャル対談も収録!東電社長の土下座。震災と「絆」キャンペーン。高まった結婚欲求……。3.11以降、「忘れる能力」が恵みとなったのも事実。それでも忘れられなかったのはどんなこと? 婚活殺人のキジカナ。褒め言葉となった「バブルって感じ?」。記憶力の塩梅に悩まされつつ綴った「週刊現代」人気連載第7弾。清水ミチコさんとの特別対談収録!

酒井 順子[サカイ ジュンコ]
著・文・その他

内容説明

東電社長の土下座。震災と「絆」キャンペーン。高まった結婚欲求…。3.11以降、「忘れる能力」が恵みとなったのも事実。それでも忘れられなかったのはどんなこと?褒め言葉となった「バブルって感じ~」。記憶力の塩梅に悩まされつつ綴った「週刊現代」人気連載第7弾。特別対談収録。

目次

ホームとアウェイをつなぐもの
夫婦かどうかの見分け方
土下座された時には
人気子役に期待すること
非常時にわかること
進め三鉄希望を乗せて
スーパークールビズという文化
砂丘と脱毛
巨人、海老蔵、卵焼き
なでしこ達の憂鬱〔ほか〕

著者等紹介

酒井順子[サカイジュンコ]
1966年東京都生まれ。立教大学社会学部観光学科卒業。高校在学中より雑誌にコラムを執筆。『負け犬の遠吠え』(講談社文庫)で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

55
東日本大震災後に書かれたエッセイになるようです。3.11以降のことは、忘れていることが多々ありました。その方が幸せだったのでしょうか。色々考えてしまいます。2020/11/08

izumi

24
若いころから酒井さんのエッセイを追っかけているせいか、読むと落ち着きます。 今回は特に震災後ということもあり、内容は死とか別れについてなど、静かな印象を受けましたが、冷静な洞察力は変わらず。一つ一つ納得しながら読みました。特に印象に残ったのは「勇気をもらいました?」。去年、何かパワーをもらえることを期待して、世界三大パワースポットの一つに行きましたが、特段パワーを感じなかったことを思い出しました(感じたのは旅の疲れ少々・・・。もちろん素敵な場所ではあったのですが)。 2015/02/27

まー

22
週刊誌連載をまとめたエッセイなので、今では過去となった芸能時事ネタがある意味感慨深い…。震災直後なので、関連内容もでてきます。負け犬は飽きたと自らおっしゃり、今度は孤独死と看取り婚について語る。酒井さんの年齢の変化とともに変わる語り口に、まだまだ目が離せません。2016/04/01

starbro

10
酒井順子のコラムをまともに読んだのは初めてです。週刊誌掲載時から約3年たっていますが、鮮度は失われておらず、どれも楽しめました。特に「土下座された時には」が一番興味深かったです。オマケの清水ミチコとの特別対談も面白い!2015/03/21

cithara

9
本書はタイトルからして、東日本大震災後を生きる私たちに警鐘を鳴らしている。震災直後からだいたい一年ぐらいしか経過していない時期に書かれたにも関わらず、震災当初の様子を忘れかけている我々の姿が活写されている。例えば震災直後は関東地方も節電で夜は薄暗かったのに、今はすっかり明るいとか。彼女は一人暮らしの被災者について触れている報道が家族持ちに比べてあまりにも少ないと述べている。私が考えてもみなかったことである。その他世間を賑わせたニュースとして木嶋佳苗の事件を上げているが、今だったら数多の謝罪会見だろうか?2015/02/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9226670
  • ご注意事項