出版社内容情報
繰り返される老夫婦の穏やかな日々。だがそれは少しずつ姿を変えて、人生の終点へと向かっている。著者のライフワーク長篇小説。ブルームーン(六月十五日)。
妻は庭のブルームーンの咲いたのを三つ切って来て、書斎のサイドテーブルに活ける。――
山の上の家で、たんたんとした穏やかな日常。
子供も成長し、二人きりの老夫婦に、時はゆったりと流れてゆく。
晩年の庄野作品の豊かさと温もりを味わえる上質の文学。
星に願いを
あとがき 単行本 庄野潤三
庄野 潤三[ショウノ ジュンゾウ]
著・文・その他
内容説明
ブルームーン(六月十五日)。妻は庭のブルームーンの咲いたのを三つ切って来て、書斎のサイドテーブルに活ける。―山の上の家で、たんたんとした穏やかな日常。子供も成長し、二人きりの老夫婦に、時はゆったりと流れてゆく。晩年の庄野作品の豊かさと温もりを味わえる上質の文学。
著者等紹介
庄野潤三[ショウノジュンゾウ]
1921・2・9~2009・9・21。小説家。大阪生まれ。大阪外国語学校在学中、チャールズ・ラムを愛読。九州帝国大学卒。1946年、島尾敏雄、三島由紀夫らと同人誌を発行。教員、会社員を経て小説家に。55年、「プールサイド小景」で芥川賞受賞。57年から1年間、米国オハイオ州ガンビアのケニオン大学で客員として過す。60年、『静物』で新潮社文学賞、66年、『夕べの雲』で読売文学賞、71年、『絵合せ』で野間文芸賞を受賞。芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふるこ
kurumi
ぴちゃん
toko-toko