講談社文芸文庫<br> 室町記

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講談社文芸文庫
室町記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 260p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062900263
  • NDC分類 210.46
  • Cコード C0195

内容説明

日本の歴史の中でも室町時代の二百年ほど、混乱の極みを見せた時代はなかった。が、一方では、その「豊かな乱世」は生け花、茶の湯、連歌、水墨画、能・狂言、作庭など今日の日本文化の核をなす偉大な趣味が創造された時代でもあり、まさに日本のルネサンスというべき様相を呈していた。史上に際立つ輝かしい乱世を、足利尊氏や織田信長らの多彩な人物像を活写しつつ、独自の視点で鮮やかに照射する。

目次

沸騰するるつぼ
乱世を開いた二人の覇者
乱世を彩る脇役群像
奇妙な統治者
乱世が生んだ趣味の構造
一揆と下剋上
乱世の虚実
文化人たち
世界の中の日本
活気ある巨大な実験室
日本文化の底を流れるもの

著者等紹介

山崎正和[ヤマザキマサカズ]
1934・3・26~。劇作家、評論家。京都府生まれ。1961年、京都大学大学院美学美術史専攻博士課程修了。米国コロンビア大学客員教授を経て、76年、大阪大学教授、その後、東亜大学学長などを務め、現在、中央教育審議会会長、LCA大学院大学学長。著書に『世阿彌』(岸田戯曲賞)『鴎外 闘う家長』(読売文学賞)『病みあがりのアメリカ』(毎日出版文化賞)などがある。06年、文化功労者に顕彰される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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