出版社内容情報
シリーズ第３弾！殺人事件の容疑者にされた御堂達也は私的裁判「双龍会」にかけられる。それは果て無き騙し合いへの序章だった……。
ミステリーファン待望の「ルヴォワール」シリーズ第３弾登場！ 京都・河原町今出川にある妖しき寺・大怨寺で殺人が起きる。容疑者とされたのは、龍樹家の龍師・御堂達也。彼の処遇をめぐって私的裁判「双龍会」が開かれるが、それは壮絶なサバイバルゲーム「権々会」へのプロローグに過ぎなかった。達也はある復讐を胸に大怨寺に乗り込み、権々会へ挑む――果て無き騙し合いの勝者は？
内容説明
京都・河原町今出川にある妖しき寺・大怨寺で密室殺人が起きる。容疑者とされたのは、龍樹家の若き龍師・御堂達也。彼の処遇をめぐって私的裁判「双龍会」が開かれるが、それは壮絶なサバイバルゲーム「権々会」への序章に過ぎなかった…。ある想いを胸に大怨寺に乗り込む達也。…果て無き騙し合いの勝者とは。
著者等紹介
円居挽［マドイバン］
１９８３年、奈良県生まれ。京都大学推理小説研究会出身。『丸太町ルヴォワール』で長篇デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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藤月はな（灯れ松明の火）
55
巧妙な賭け事によって法外な掛け金を吹っかけて全てを奪う大怨寺。そんな大怨寺を運営する坊が殺害され、御堂達也は嫌疑を掛けられることになる。行く先すらも握られる危険性のある権々会で御堂達也の復讐は成就なるか！？双龍会が立ち会いの下に緊迫するいかさま賭博での騙し合いと御堂達也の重い過去、人が悪すぎる大人共で気分が沈む中、X坊の下りで噴きだしました(笑)御堂達也の救済が前巻でショックを受けたことと共にちゃんと回収されていてホッとしました。流さんはやっぱり、いい人だ＾＾しかし、ラストでの引きが凄まじすぎるぜ・・・。2013/12/11
オーウェン
49
シリーズ第3弾は前2作と違い双龍会はあるが、後半は鳳というオリジナルのゲームで争うというカイジのような展開。 主役は達也で大怨寺への復讐のため鳳に臨む。 証拠を集めるというこれまでと代わって、完全に頭脳戦の様相を呈している。 仕掛けを施して臨むあたりは双龍会と似ているが、京都が舞台であるため大文字焼きが大きなトリックとして使われているのが特徴。 そしてラストで明かされる意外な人物の正体から、次作の完結編へと向かう。2021/03/16
ヒロユキ
38
初っぱなから双龍会、そしてシリーズ待望の対戦カードに大興奮。序盤の双龍会はあっさりと終わってしまいますが、シンプルな論理の化かしあいで読みごたえ充分。後半のギャンブル話も強烈なキャラクターの新登場や、大規模なトリックなど面白かったです。最後にあんな話の閉めかたされたら次作どうなるのか気になってしょうがない。待ち遠しいです。2012/11/07
ソラ
37
今回は双龍会よりも達也の過去とギャンブル。このシリーズはやっぱりキャラクター設定がきっちりしていて魅力的なところが良いなぁ。「…今一時神に成るだけだ」痺れたー！2013/11/16
cinos
24
大文字焼きが肝。単純なゲームの対戦が盛り上がります。ラストで…。2019/12/07
