出版社内容情報
『さっ太の黒い子馬』で講談社児童文学新人賞佳作デビューした著者の受賞後第1作。響音は、姉が弾くピアノの音色が気になって……。2015年度講談社児童文学新人賞で佳作に入選し、デビューした著者の受賞後第1作。
小学5年生の響音は、中1の姉・千弦の弾くピアノの音色が、楽しく聞こえなくなってしまったことが、気がかりでならない。ピアノコンクールでもよい成績を上げることができず、そのことが原因で、家族4人の関係もぎこちなくなっていく。
そのころ、響音は「ふるさと文化祭」にオリジナル音楽劇で参加することに。練習の過程で響音は、「この音楽劇を見てほしい。ピアノの楽しさを忘れかけている姉の心に、この作品をとどけたい」と強く思うようになり、そして……。
『ピアノをきかせて』は、音楽のすばらしさ、家族のきずなや友情のたいせつさが伝わってくる作品。小学上級以上の子どもたちにぜひ読んでほしい。
雪の音楽と焼きいも
卒業式
燈台と騎士
長い一日
騎士からの招待
アポロ・クラシック・ピアノコンクール
ユリとバラ
千弦の迷宮
ジグソーパズル
ドライブと衣装とお裁縫
お母さん
迷宮にさす光
フルーツポンチの恋
スパンコールをつなぐ糸
想いをのせて
再生の音色
空はかがやく
小俣 麦穂[オマタ ムギホ]
著・文・その他
内容説明
「千弦ちゃんのピアノはすごいけど、いっしょにうたったり踊ったりできない」響音は、姉の心をゆさぶるため、ふるさと文化祭に出場することになったのですが…。感性を信じて生きる姉妹が奏でる音楽小説。
著者等紹介
小俣麦穂[オマタムギホ]
1977年、長野県生まれ。日本デザイン専門学校グラフィックデザイン科卒業。戦国時代の山村を舞台にした少年の成長物語『さっ太の黒い子馬』が、2015年度講談社児童文学新人賞で佳作に入選し、デビュー。同作品は、2016年度の松本市文化芸術奨励賞およびJRA賞馬事文化賞も受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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