内容説明
銀座・並木通り画廊街―。贋作絵画を雨あられと降らせた男がいた。松本清張、江上波夫ら大家の名を騙り、手練れの画商たちを操った稀代の詐欺師の罠。“名画”が紙クズに墜ちる時、“眠れる不良債権”が火を噴く!『堤義明 闇の帝国』で衝撃的デビューを飾ったルポライターが満を持して放つ、待望の最新作―。
目次
第1章 怪人現る
第2章 清張との奇縁―狂乱に陥れられた三越
第3章 異邦人たちの源流
第4章 天才贋作画家との邂逅
第5章 もう一つの“通貨”
第6章 対峙
著者等紹介
七尾和晃[ナナオカズアキ]
1974年生まれ。石川県金沢市出身。ルポライター。浄化槽を専門に扱う業界新聞などを経て、2003年に独立。以後、『週刊東洋経済』『月刊現代』をメインに、緻密な取材に基づくルポルタージュを発表している。2004年に発覚した一連の「西武鉄道事件」報道では、『週刊東洋経済』取材班の中核として活躍。その成果をまとめ、西武グループ総裁が失墜する生々しい過程をスピード感あふれる筆致で活写した『堤義明 闇の帝国』(光文社刊)がベストセラーとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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