五木寛之こころの新書<br> 情の力

電子版価格
¥715
  • 電書あり

五木寛之こころの新書
情の力

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062782043
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0236

出版社内容情報

五木氏が、日本人が見失った魂の源郷を取り戻し、みずみずしい「情」を回復するためのエッセンスを語る。原日本人の豊かな生き方を取り戻すための、100のエッセンス。上半身が愛で、下半身が情である/悲しみの水脈を掘り起こそう/こころの不良債権と精神のデフレ/人生をいかに優雅に降りていくか/「目覚めよ」よりも「眠れ」のほうが大事だ/自分の生きかたをうしろめたく思う人に/人の死もすこしずつ完成していく/日本人は極めて情熱的な国民だった/自分の運命の流れを感じ取れたら など。

1 上半身が愛で下半身は情である
2 涙がぽろぽろあふれ出るような感情を失いたくない
3 こころがカラカラに乾燥してきた
4 乾式工法でつくられた建物は“呼吸”をしない
5 流されない情をつかまえる
6 「ユーモアの源泉は哀愁である」
7 純文学と大衆文学が拮抗していた時代
8 「ひとつの小説を書くための準備期間は?」と問われて
9 自力と他力はどう違うのか
10 「美空ひばりは日本の恥」ではない
11 明治維新は短調でやってきた
12 現代はイイカゲンな歌はあるが、正しく俗な歌がない
13 精神の絆を結ぶのは宗教と音楽ではないだろうか
14 やけっぱちの明るい歌と怨み節
15 日本人をつなぐ歌がなにもなくなった
16 歌謡曲も演歌も、ルーツは宗教にある
17 演歌は前近代的なものではない
18 もう少し感情的になったほうがいい
19 情報とは「こころを報ずること」
20 「情報将校」が求めた情報は、敵兵のこころの有様だった
21 新しい抒情を確立しなければいけない
22 いまの報道には情がない
23 深く泣くことのできる人だけが、本当に笑うことができる
24 悲しみの水脈を掘り起こそう
25 現世でプラスのものが、宗教ではマイナスになる
26 宗教はそもそも反社会的なものだ
27 タリバンは現代の狂牛病ではないか
28 アメリカ人になろうとしても駄目だ
29 未曾有の“大変な時代”がやってきた
30 強大な覇権国アメリカに支配されて生きるとき
31 こころの不良債権と精神のデフレ
32 私たちは「白道」という危険な道を渡っている
33 枯れてはいけない
34 年齢を超えて、いつまでも色気のある人
35 山をめざす人間と海をめざす人間
36 一度降りてからでないと別の山には登れない
37 人生をいかに優雅に降りていくか
38 不幸でもないが幸福でもない、ぼんやりした場所
39 生活の要求水準を低く保つ
40 こころ萎えるときには、大きなため息をついてみる
41 「目覚めよ」よりも「眠れ」のほうが大事だ



五木 寛之[イツキ ヒロユキ]
著・文・その他

内容説明

原日本人の豊かな生き方を取り戻すための、100のエッセンス。

目次

上半身が愛で下半身は情である
涙がぽろぽろあふれ出るような情感を失いたくない
こころがカラカラに乾燥してきた
乾式工法でつくられた建物は“呼吸”をしない
流されない情をつかまえる
「ユーモアの源泉は哀愁である」
純文学と大衆文学が拮抗していた時代
「ひとつの小説を書くための準備期間は?」と問われて
自力と他力はどう違うのか
「美空ひばりは日本の恥」ではない〔ほか〕

著者等紹介

五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年9月福岡県に生まれる。生後まもなく朝鮮に渡り47年に引き揚げたのち、早稲田大学露文科に学ぶ。その後、PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどをへて66年『さらばモスクワ愚連隊』で第6回小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、76年『青春の門 筑豊編』ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。『青春の門』シリーズは総数2000万部を超えるロングセラーとなっている。81年より一時休筆して京都の龍谷大学に学び、のち文壇に復帰。小説のみならず、音楽、美術、歴史、仏教など多岐にわたる文明批評的活動が注目されている。また、『日本人のこころ』シリーズなどにより第50回菊池寛賞を受賞、英文版『TARIKI』はアメリカで2002年のブック・オブ・ザ・イヤー(スピリチュアル部門)に選ばれ、さらに2004年、第38回仏教伝道文化賞を授与された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きりん

2
五木さんの温かい人間味溢れるところに好感をもてる本。2009/03/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/551509
  • ご注意事項