講談社文庫<br> ウエストサイドソウル―西方之魂

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講談社文庫
ウエストサイドソウル―西方之魂

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  • サイズ 文庫判/ページ数 508p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062776516
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

父子家庭に育った17歳の主人公は登校拒否中。同級生の少女との出会いから、性に、ブルースに誘われる。ファン待望の青春音楽小説!

父子家庭に育った17歳のピカイチは登校拒否中。ある日、古本屋で同級生の日向淑子と出会ったことから、彼の人生は大きくうねりだしていく。ブルースに、セックスに、沖縄に。新しい体験へと誘われていくピカイチが、最後に立つ場所は――。かつて日本中の読書家たちを熱狂させた花村萬月の音楽小説が、帰ってきた!

【著者紹介】
1955年東京生まれ。’89年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。’98年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、同年『王国記』シリーズの序にあたる『ゲルマニウムの夜』で第119回芥川賞を受賞。

内容説明

父子家庭に育った十七歳のピカイチは登校拒否中。ある日、古本屋で同級生の日向淑子と出会ったことから、彼の人生は大きくうねりだしていく。ほとばしる音楽への熱情、日向淑子から始まり年上の女性とも交わす性体験、そして実母との邂逅―。屈折した少年が大人へ成長する姿を描ききった傑作青春小説!2010年「さわベス」1位作品。

著者等紹介

花村萬月[ハナムラマンゲツ]
1955年東京生まれ。’89年に『ゴッド・ブレイス物語』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。’98年に『皆月』で吉川英治文学新人賞、『ゲルマニウムの夜』で芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソラ

35
なんか主人公が急に天才性を発揮したりなどちょっとあれれと思うところはあるけど、日向中心で読んでれば楽しく読めた。2013/11/21

ごんちゃん

9
17歳の少年がブルースに出会い、音楽に目覚めて行く青春ストーリー。萬月先生お得意の音楽モノやけど、比較的おとなしめって言うか、まともなストーリーに感じる。少年が実は両親から音楽のすごい才能を受け継いでいたり、順当にバンドデビューとか、なんか普通じゃん?って思う私は、萬月に何を期待しているのか!!Kindle Unlimited2023/07/01

Masaru Yamada

9
主人公の光一(ピカイチ・これが本名)が漫画BECKのヴォーカル・ギターの小雪と被る。才能にはどんなに努力しても誰も勝てない。不登校児である光一が日向淑子と言う美人で近寄りがたい大人の雰囲気を持つ同級生と知り合う事から天賦の才能が芽を出す。人は皆、ブルースに取り憑かれている。不実から逃れられる事はできない。だからこそ、全てを音楽に乗せるんだ!そこから湧き上がってくるのが音楽の力。京都に住んだことがあり、バンドを組んでいて、ギターの事も少し分かる私には心が熱くなる作品。花村萬月には珍しく暴力描写がない。2021/10/17

Thinline

3
萬月さんの作品は自分の肌に合うと思ってます。今回は大好きな沖縄のシーンに思い耽り、ブルースに取り憑かれるのもなんとなく分かる。むかし好きなブルースギタリストの弾くカッティングが黒いカッティングと呼ばれていたのを思い出した。そのカッティングは酔うような感覚に陥いるのだった。2023/10/27

ちくわ

3
花村萬月の音楽話の、万人向け?こなれた感じ?ブルースは、深すぎるのでお好みで。2018/07/05

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