出版社内容情報
厳格な京都の女子大に入学した水絵に近づく美貌の上級生・日奈子。 初心な新入生と美貌の上級生の欲望が絡み合う性愛小説。真面目で大人しいと言われ続け、母親の薦めで和歌山の田舎から京都「桜山女子学園大学」に入学した吉沢水絵。大学正門前を埋め尽くす桜が美しい「女坂」で転んだ水絵に手を差し伸べたのは、美貌の上級生だった。水絵は規則が厳格な女子寮に入寮、水絵を助けた嵯峨日奈子に浴場で膝の傷口を舐められる。異性との普通の恋愛を欲する水絵は、他大学のサークルのコンパに参加する。しかし門限を破ってしまい、同じフロアの寮生は全員夜間外出禁止に。そのサークルはヤリコンサークルとして有名で、水絵は先輩の寮生たちに陰湿な嫌がらせを受ける。そんな水絵に日奈子は優しい言葉をかけ抱きしめ、水絵を部屋に誘う。それは日奈子の罠で水絵は部屋で大勢の上級生に手足を縛られる。日奈子は水絵からファーストキスを奪い、陵辱。そして最後に陰毛をつるつるに剃り上げる。それは日奈子が水絵を自分のものになった「しるし」だった。
水絵は日奈子から逃れられないのか? 初心な新入生と類い希なる美貌の上級生の欲望が絡み合うインモラルな性愛小説。
第一章・蕾
第二章・芽生え
第三章・破瓜
第四章・落花
終章・女坂
花房 観音[ハナブサ カンノン]
著・文・その他
内容説明
良妻賢母がモットーの「お嬢様」女子大の入学式、桜並木の坂道で転んだ水絵に手を差し伸べたのは、妖艶な魅力の上級生・日菜子だった。京都の名家・嵯峨家出身の日菜子は父親の母親への無慈悲な仕打ちから男を忌み嫌い、田舎から上洛した奥手の水絵を女子寮で寵愛する。団鬼六賞受賞作家による文庫書下ろし。
著者等紹介
花房観音[ハナブサカンノン]
京都女子大学中退。2010年、「花祀り」にて第一回団鬼六賞を受賞。映画会社、旅行会社などを経て作家に。京都を舞台に女性の官能世界を流麗な筆致で綴る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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