出版社内容情報
塚本青史が満を持して描く「三國志」! 帝を迎え入れた曹操の幕営には賢人猛将が続々と参集。旭日昇天の勢いの曹操だったが、その前に立ちはだかった旧友の袁紹と、雌雄を決する時が来る。
内容説明
武将としての地位を築き上げた曹操は、賢人猛将を次々と獲得。一方、洛陽では、董卓が義理の息子・呂布に暗殺されてしまう。後釜を狙う強敵たちを抑え、見事、帝を迎え入れた曹操。破竹の勢いだったが、その前に、曹操軍を上回る大勢力を率いて、旧友・袁紹が立ちはだかる。曹操と袁紹。雌雄を決する時が来た。
著者等紹介
塚本青史[ツカモトセイシ]
1949年、倉敷市生まれ。同志社大学卒業。’96年『霍去病(上・下)』(河出書房新社)で文壇デビュー。以後、意欲作を放つ。塚本邦雄創刊歌誌『玲瓏』の発行人も兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アイゼナハ@灯れ松明の火
27
中巻は官渡の戦い・河北平定の辺りまで。何かいろいろ独特!なのですが、ちょっと入り込みづらいかな・・・独自の解釈というには少し押し出しがキツいような。も少し想像の余地が残ってる孫呉を舞台に書いてみたら面白いかも(←孫呉好き)。とはいえ下巻へ。2011/02/20
sayan
11
上巻に続き、曹操の活躍は面白い。その中でも個人的に興味をひかれたのが、新興宗教との向き合い方であった。もちろん、袁紹との対決場面にも惹かれるのだけれども。とあるサイトでは、「新興宗教や民衆の不安に正面から向き合う=真剣に対決したのは曹操だけではないか」という論があった。上巻から中巻にかけて、曹操の新興宗教=太平道(黄巾の乱)に対する考え方や行動が非常に詳細に描かれている。漢末は戦乱の時代であり、宗教の時代でもあるというのは新鮮な視点だった。(個人的に単に歴史を知らない…というだけの話かもしれないのだが…)2018/07/30
ちゅう
3
曹操が好きなので、曹操視点のこの本は、読んでいて楽しいのだけれど、中は、あまり本の世界に入れなかった。多分、赤壁の戦いが書かれているであろうの、下に期待します。2019/06/12
ユウ タム
3
面白い
BIN
3
ところどころ細かいところが非常に気になった(趙雲とか張遼とか)。官渡の戦いも袁紹軍の攻勢があまりたいしたことなく、その攻勢に弱気になる曹操という点もない。少し中途半端な感じがする。こんなんでは赤壁の戦いもどうかな。2011/04/02
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