講談社文庫<br> 双面獣事件〈上〉

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講談社文庫
双面獣事件〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 567p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062768634
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

殺戮を繰り返す醜悪な魔獣の謎に迫る名探偵世界第二次大戦下、南洋の孤島で繰り広げられた惨劇の悪夢が甦る!奄美大島に二つの顔と四本の腕を持つグロテスクな化け物が現れて次々と島民たちに襲いかかる。

内容説明

2つの顔と4本の手を持ち、目から殺人光線を出し、口からは毒ガスを吐く、途轍もなく醜い化け物が島民全員を虐殺した―。地図にも載っていない南海の孤島で第二次大戦末期に起きた凄惨な事件を語る女性の話は本当なのか?旧日本軍の密命によって生み出された魔獣によって今再び悪夢が繰り返される。

著者等紹介

二階堂黎人[ニカイドウレイト]
1959年東京都生まれ。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。’90年に第1回鮎川哲也賞で『吸血の家』(現在、講談社文庫)が佳作入選、’92年『地獄の奇術師』を書下ろし単行本として上梓し、推理界の注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

331
二階堂蘭子シリーズならば当然本格ミステリ…という読者を唖然とさせるブランド破壊の一作。らしい。ノベルス刊行当時から気になってはいたのだが、当時の私は当然、双面獣という怪異が論理的に解決される本格ミステリを期待していた。しかし、漏れ聞こえてくる評判から、どうもそうではなく"そのまんま"らしいと判断して放置していた。双面獣の存在をストレートに受け入れているように見受けられる蘭子に違和感なのと、人と会う度に穴だらけの推理を披露してホームズぶり、しかも"たまたま"ソレが的中しまくるのには超しらける。2017/09/08

gonta19

105
2011/1/15 Amazonより届く。 2019/4/6〜4/13 久しぶりの蘭子シリーズ。狂気の研究から産み出された双面獣が繰り広げる惨劇。その影にラビリンスの存在。王道のストーリーではあったが、ちょっと長い。もう少しスッキリかけたのでは?ひょっとして、下巻で全部回収されるのか?2019/04/13

勇波

38
「人狼城」は自分の中では名作の部類に入ります。探偵要素満載の中にも、人ならざる、あるいはある意味SF的な要素もあった。「魔術王〜」からは探偵要素が影を潜め、冒険小説になってしまった。が、これはこれで自分はかなり楽しめてます。実際「人狼城」を上回る物語があるとは思えず、蘭子さまが元気に活躍してくれるのならそれでいいではありませんか。vs怪獣でもね★2019/01/14

ヒロユキ

23
双面獣ありきの条件設定、そういうルールのSFミステリなのか、双面獣が何かのモチーフや見立てのミステリなのか。所々挟まれる証言のパートが、このシリーズらしいおどろおどろしさ満開でいいね。2015/06/28

きっしぃ

22
双面獣、ホントに居たら怖すぎる…。蘭子が追う事件とどう繋がっていくのかー。下巻へ続く。2023/05/13

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