講談社文庫<br> 小説 盛田昭夫学校〈上〉

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講談社文庫
小説 盛田昭夫学校〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 494p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062763554
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

世界が認めた名経営者盛田昭夫。町工場だった東京通信工業を皮切りに、テープレコーダー、トランジスタラジオなど常に時代の先頭を走り続け、ソニーを世界ブランドに成長させたその手腕。製品開発、アメリカ進出、商標裁判…笑顔で壁を次々に越えていく盛田の隣には、居並ぶ一騎当千の強者たちがいた。

著者等紹介

江波戸哲夫[エバトテツオ]
1946年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。都市銀行、出版社を経て、1983年作家活動を本格的に始める。政治、経済などを題材にしたフィクション、ノンフィクション両方で旺盛な作家活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山本真一郎

27
読了。日本国民なら誰もが名前を知っている様な名だたる大企業には、必ずと言って良い程生きながら伝説となって、そのまま歴史上の人物にスライドしていった様な創業者がいる。この作品の主人公である盛田昭夫もその一人であるが、以前から多大な関心を持っていた。米タイム誌の「20世紀に最も影響力があった経済人20人」に唯一の日本人として選ばれた事から見ても、単なるワンオブゼムで片付けるには存在感が頭一つ抜きん出ている様に思う。テープレコーダーから始まったSONYの軌跡と共に楽しめるのでとても読み応えがある。下巻が楽しみ。2017/09/07

まつうら

25
自分がはじめてソニーを意識したのは、子供のころにウォークマンの雑誌広告を目にしたときだったと思う。一瞬でその魅力に惹きつけられるほどすごい商品に、体中がしびれたのをおぼえている。本作で、そのウォークマンの発売を断行した盛田昭夫会長は当時59歳で、幹部や若手から大反対にあっていたと知って驚いた。このマーケティング感覚というか、世間の先をよむ嗅覚はどうやって身につけていったのだろう? この作品にはそのエッセンスがたくさん詰まっている。(下巻に続く)2021/11/03

kou

11
盛田昭夫が世界に名だたる経営者であることは誰しも知っていることだろうが、 同時に冒険者、開拓者であり、その発想は常に先進的なものであった。 下巻にも期待する。2014/12/07

ラムネ

5
帯の惹句にこうある。 テープレコーダーも最初は売れなかった! 約束された成功はない。成功した後に振り返れば、どんな辛苦も甘い蜜となる。けれど、その渦中にいる者にとって、それは先の見えぬ泥道だ。終わるともしれぬトンネルの中だ。それを乗り越えるのは一体何なのだろう。それを僕は、この人から学びたいと思う。 その時、どこにいて何をしていたか。この物語の大半、僕はまだ生まれていない。父と母が出会う前の話だ。けれど物語の冒頭のほんの一瞬、まさに僕はそこにいた。悲しみにくれる街並みの中、一体何をしていたのだろうか。2016/05/02

まるさ

5
高校の物理の教科書だとサラっと流されているトランジスタ。そのトランジスタに感動してトランジスタラジオを作り上げた男たちの物語。盛田さんみたいな社長や経営者の下でなら身を粉にしてバリバリ働くのも楽しそうだなーと思った。どんな大企業も始めはベンチャー企業でそこからのし上がってったことがわかった。2015/11/15

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