講談社+α新書<br> 職場で“モテる”社会学―なぜ今、女性は「仕事を楽しむ男」に惹かれるのか

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講談社+α新書
職場で“モテる”社会学―なぜ今、女性は「仕事を楽しむ男」に惹かれるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062727679
  • NDC分類 159
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「出世・キャリアアップ志向」の男がモテる時代は終わった。今は「仕事を楽しむ男」「プライベート重視」に女性は惹かれる時代。
JTBモチベーションズが20代?40代女性会社員にリサーチしたところ、恋人にしたいタイプとしては「仕事を楽しむタイプ」が36%で、2位の「プライベート重視タイプ」「協調タイプ」(ともに12.3%)を引き離してトップだった。「考え方や価値観が自分と似ている」「信用、信頼できそう」「相手から刺激を受けそう」というのが主な理由。逆に、恋人にしたくないタイプとしては「出世志向タイプ」が33%と、2位の「報酬志向タイプ」(16%)を引き離してトップとなる。理由は「考え方や価値観が自分と違うから」「信用できない気がするから」「一緒にいて退屈しそうだから」「一緒にいて緊張しそうだから」が多い。
男性は、キャリアアップして収入を増やしたほうが、魅力が増すと思って努力する傾向があるが、女性から見るとそういう努力自体がうざったいということ。
これからモテる男は「仕事を楽しむ男」。それはどんな男なのか。
それから、職場に気になる異性がいるほうが、仕事へのモチベーションが上がる傾向がある。つまり、「仕事を楽しむタイプ」の多い組織を目指すことが、職場全体の士気を上げることに有効だと言える。

1、「収入が多い男がモテる」時代の終焉
・食糧をたくさん持ってこられるオスにメスが群がった人類以前
・「収入の多さ=幸せ」の構図を引きずった昭和期まで
・失われた20年で、見栄消費の衰退=ほどほどの暮らしで満足
・「夫の収入と専業主婦」家計モデルから、共稼ぎモデルへ
2、21世紀からの男選び
・高収入だけど高ストレス・過労男のパートナーになるのは幸せか?
・「昇進」「資格」「転職」上昇志向男と付き合う不安感
・キャリアアップ男は、「青い鳥症候群」
・キャリアアップ男とは、リラックスできない、退屈しそう
・「収入」「ステイタス」よりも、一緒にいて楽しいことを重視
3、女性のタイプ別、恋愛の傾向
・文化系
・アウトドア系
・OL系
・手作り系
・オタク系
4、「仕事を楽しむタイプ」って何だ?
・自分の領域を守って確実に仕事をこなす……どんな仕事にも楽しみを見つける。仕事の結果だけでなく、過程に意義を見つける。目先の営業成績だけでなく、「スペシャリストになる」「サバイバルする」など目標を持つ。
・競争があっても、ゲーム感覚で楽しむ
・職場や会社の不満をもらさない(職場や会社にあまり期待していない)……「会社の立地がいい」「会社が有名」「社員食堂がおいしい」「残業が少ない」など何でもいいから、職場の長所を探す。
・仕事とプライベートはどちらを優先するか……局面ごとにどちらが大切か判断する。すべてにおいて仕事を優先するのではなく、メリハリをつける。
5、「仕事を楽しむタイプ」を増やす職場づくりとは?
・仕事を楽しむ男が多いと、女性の士気も上がる
・「仕事の面白さを感じる力が培われる」職場とは……内発的動機を培う環境整備。まずは走り始めさせることが大切。結果を検証するだけでなく、プロセスをサポートする
・困難さの前に、その仕事の楽しさを提示し、成功したらほめる
・新しいアイデア、創意工夫をほめる
・部下の改善点をほめると、行動が強化されて、成功を再現できる。
・適正な目標設定、達成方法の提示
・成績と協調性はどう評価するか
・管理職にはどんな人を据えるか


三浦 展[ミウラ アツシ]
著・文・その他

菊入 みゆき[キクイリ ミユキ]
著・文・その他

内容説明

出世&報酬より内発的「やる気」が仕事と恋愛に効く。低成長時代を生き抜く鍵は「仕事を楽しむ」姿勢。職場で、女性社員が「いいね!」と共感する働き方とは。

目次

第1章 モテる男は仕事を楽しむ(女性が恋人にしたい男性;出世志向はつまらない ほか)
第2章 モチベーションの高めかた(11種類のモチベーション;Jリーグブームで普及 ほか)
第3章 女性のタイプ別モテる男性(気になる異性がいると;女性を趣味でグループ分け ほか)
第4章 モテる上司は協調型(部下の長所を書き出せるか;ほめ方のテクニック ほか)
第5章 愛ある職場をつくる(社員みんながモテ社員になる;「いいねいいね」「あるねあるね」 ほか)

著者等紹介

三浦展[ミウラアツシ]
カルチャースタディーズ研究所代表。1958年、新潟県生まれ。一橋大学社会学部卒。(株)パルコに入社し、マーケティング情報誌「アクロス」編集長に就任。三菱総合研究所勤務を経て、消費・都市・文化研究シンクタンク「カルチャースタディーズ研究所」設立

菊入みゆき[キクイリミユキ]
(株)JTBモチベーションズモチベーション・コンサルタント。東京外国語大学スペイン語学科卒。(株)パルコに入社。1993年、(株)JTBモチベーションズに転職し、ワーク・モチベーションの研究とコンサルティングに従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ichiteru

2
部下のそして自分のモチベーションを上げて前向きな組織にするヒントが。でも実践ってなかなか難しいんだよな。日々苦悩。ちなみに、題名に「モテる」とありますが、部下から恋愛対象としてもてる!ためのハウツー本ではありませんのであしからず。2016/03/08

ZⅢ

1
何よりもまず仕事を楽しめば良いらしい。結果や成長、モテはその後についてくることが説明されていた。説明が少し回りくどいけど、ビジネス書として普通に良かった。2013/05/08

0
モテ指南書ではなく、社員のモチベーションを上げ、社内を活性化するコミュニケーション指南書。2016/11/10

Naota_t

0
仕事でいつも文句ばかり言っている人がいると、周りにも“伝染”してしまう。どんな仕事にも前向きであると、現場も明るくなるし、周りのモチベーションも知らずに向上している。いい意味でのインフルエンサーに自分もなれればいいな、と本書を読んでちょっと奮起しました。 ───職場の中でも暗黙的に、役職が高いとか、見た目がいいとかじゃなくて、あの人いいよねっていう評価軸がある。その評価を得られることが、その人の充実感や幸福感につながるんじゃないかと思っています。(p.28) 2015/05/13

kunihiko@240mercer

0
JTBモーチベーションズという会社の人との対談。モーチベーションや職む満足に関する記述多かった。満足できる仕事は、多様であって(いろんな能力をつかう)、一貫性(愛書から最後までしあげ)あり、有意味で、自律的で、フィードバックがあるとか、仕事をたのしむこつは、1目の前の仕事をしっかりこなす、2プロセスをたのしむ、3楽天的である(Activating event, belief, consequenceのBの捉え方)、4人を喜ばせる。1日の終わりに3つのよい事とその理由をつけるとか上司に対する満足とかおもしろ2013/12/30

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